第二章 強さとは何か 二話
夢とは何か?自分のやりたい事では?
やりたい事なんて無い。じゃあ、何で生きてるんだろう?母親の為?
そんな事を考えてる時に、最悪の結論を小学1年で思いついたのだ。
『俺は本当に血の繋がった家族なのだろうか?』
父親は偽物だった。母親はあの日の後、どんどん俺に対して当たりが強くなった。
本当の父親に関しては何も教えてくれなかった。兄は言葉も通じない知的障害を持っている。
そんな疑心暗鬼の俺には親の事すら信じれなくなったのだ。
じゃあ、どうしようか…
考えた。生きる理由を考えた。生まれた理由を考えた。
考えて、考えて、考えて、考えて、考えて、考えて考えて考えて考えて考えて考えて
それは俺の頭の中では一日は過ぎたのでは?と思うほどに考えた。
だが、答えは出なかった。
だから、考え方を変えた。正確には考える事をやめた。
自分の心を無くした。大人や親?の言う事に従う事にした。
自分の夢を捨てたのだ。
『だって、自分の事を考えて苦しくなるなら、そんな物はいらなかったからだ。』
第二章 三話に続く