第二章 強さとは何か 四話
それは突然起きるものだ。「いじめ」と言う心理現象と言うものは
当時の俺にはいじめとは感じてはいなかった。
だが、それがある一つの感情を生むきっかけとしては充分だった。
小学3年生の時の事だ。友達が絡まれていたのだ。少年Y君と名称しておこう。
Y君は身長が低く、気弱な印象だった。まさに狙いどころにされやすい子だった。
そして、そんなY君に絡んでいたのが少年K君だ。
少年K君は身長は平均的で、運動神経も良く。どんな相手にも噛みつきに行けそうな口達者な奴だった。
ある日、人気のない場所に一人になりたいが故にふらふらしていた時だ。
K君がY君に何かささやいていたのだ。最初は何か大事な話でもしているのだろうか?と思っていたのだが…どうやら違うのでは?と思わされる雰囲気だったのだ。
Y君は嫌な顔をしていたのだ。だが、会話の内容を盗み聞く程野暮な事はしてなかった為…Y君の真意を確かめようと思い、直接聞きに行ったのだ。
だが、Y君に聞きに行った時だ。K君にY君の言葉はさえぎられた。だが、彼の助けを求めるような目を確認したのだ。
俺はY君が嫌がっている様にしか見えないと、K君と正面から話し合いを試みた。
K君「なんだよ?今Y君と仲良く話をしてるんだよ」
俺「俺にはY君が嫌がって見えるんだが?」
俺は思った事をストレートに伝えたからか、K君は立ち去った。
これが、俺にとって人間不信の悪化に繋がるとは思いもしなかった
第二章 五話に続く…
