夏が終わる
9月に入り
朝晩の空気に秋の気配
猛暑といわれた夏も終わる
暑さにうんざりしていたものの
秋の足音が聞こえると
とたんに寂しくなり
人恋しくなるのはなぜだろう
グランマが子どものころ
夏休み最後の1週間はご多分に漏れず
宿題に終われ
天気を適当に書き日記を何日分も書いたものだ
グランマの部屋は8畳間
田舎だからね
ある日屋根裏でネズミの運動会が始まった
見上げてみると
何と
天井の隙間から
蛇が顔を覗かせたではないか
ぎゃー!
大声で叫んで逃部屋を飛び出した
グランマの最も苦手な生き物
もちろん
日記は蛇物語
忘れられない思い出
9月
空には鱗雲
空を見上げるたびに
いつも雲に乗れたらなぁと思う
娘に会いたい