ソファに座ってパソコンに向かう毎日。
行き詰まると、バルコニーのフラワーポットに目をやり、緑を眺めながらふっと一息つく。

 

自分の先祖はカッパかというほど緑が好きなグランマ。

水路に流れる澄み切った水を頭にピチャピチャかけたら気持ちよかろうなどと空想する。

 

ラベンダーやペチュニアで賑わっていた小さな庭は夏の花に植え替えた。

黄色いひまわりにハイビスカス、ピンクのジニア

そんな色とりどりの花を二階からながめてはニンマリする。

 

用もないのに一日に何回も庭に出て枯れた花柄を摘まんだり、木の枝を切ったり。

土に触れたりハサミの音を耳にすると、それだけで心に沈殿した澱を流してくれるような気がする。

 

そして、今日はバルコニーのポットに新しい命を発見。

ウンベラータの若木がひょろひょろと古木の横から顔を覗かせた。

細すぎて心もとないけれど、一生懸命 天に向かって伸びようとしている姿に、

「あー、生きていたのね。がんばってね」と話しかけた。

これからは毎朝、
「どう、元気してる?」
と声をかけるのが日課になりそうだ。

 

久しぶりの梅雨の晴れ間。
洗濯物が風に揺れ、小さなウンベラータが同じ風に揺れている。
フーッと大きく深呼吸をする。
こんな朝があるなら、生きているのも悪くない。