グランマ 72才

40年勤続した在外公館を退職して7年

フリーランスで 仕事をしている

 

2ヶ月半のスペイン語学留学を終え

クロアチアとギリシャの旅へ

出会いとハプニングありの一人旅

 

クロアチア - ドブロブニク

 

またもやハプニングです!

 

午後 2 時半出発予定のバスが 1 時間以上遅れで到着 えー

このドライバー最悪で、乗客の女子学生2人をおいたまま走り出し止まらない
仲間の学生たちが「訴えてやる~!」と騒ぎ出す始末

ここは日本ではないのだ と言い聞かせる

それにしても… 

 

炎天下、まだかまだかと待っている間に

一人の修道女と出会った ニコニコ

カミーノを歩いた話、娘の話、スペインに住みたい話など、など

彼女は3人姉妹の中でたった一人修道女の道を選んだ

両親には反対されたけど後悔はしていない など、など

話し相手がいて長時間のバス旅も苦にならない といいたいところだが…

 

ドブロブニクはクロアチアの飛び地になっているため

スプリトからドブロブニクへ陸路で行くためには

ボスニア・ヘルツェゴビナ国境を越えクロアチアに再入国しなければならない びっくり

「聞いてないよ~」つぶやくグランマ

まず、クロアチア出国でパスポート検査のため全員降車。所要時間30分

5分走って

ボスニア・ヘルツェゴビナで入国審査を受けるため、再び全員降車

どうやら、フランスの若者が荷物検査でひっかかり個別審査となり40分以上待ち

午後6時到着の予定が4時間遅れで

ドブロブニクに着いたのは夜10時過ぎ

タクシーでホテルへ

何となくイヤ~な予感 ガーン

はい、またもやホテルが変更されていました~ ガーン

この時点で手持ちのお金がKN100(¥1,800) のみ

現地代理店に電話「what's going on?」ムキー

すったもんだして

タクシーに乗り新たなホテルへ

夜10時過ぎ。さすがに外には出られず、ホテルのレストランも終了

というわけで、この日は晩飯抜き ショボーン

OK、身体には余剰肉をたくさん溜め込んでいるグランマ 筋肉
とはいえ、グーっとなるお腹を抱えて眠りについた ゲッソリ

2度あることは3度ないことを願いながら…

 

旅行手配に関して日本と現地クロアチア代理店間にミスコミュニケーションがあり

電話やメールで現地代理店とやりとりをしていて午前中がつぶれてしまった プンプン

 

「魔女の宅急便」の舞台となった赤い屋根が見たくて~

アドリア海の青と赤い屋根のコントラストが見たくて~

ルンルン やさしさに包まれたなら ルンルン ユーミンの歌が頭に浮かぶ

 

クロアチアの旅も最終段階

いざドブロブニク旧市街へ

チケット(KN6.0=¥110)を買って市内バスで10分。バス初体験!バス

「旧市街へ行きますか?」「どこで降りたらいいですか?」

全てのバスがピレ門の前で止まるので心配はいらなかったようだ

門周辺は多くの人で混み合っている

 

旧市街が陸路で外部と繋がる門は3つ。西のピレ門、北のブジャ門、東のプロチェ門

 

ピレ門の近くにあるロピリィエナッツ要塞

獅子が睨みをきかせているような岩の背に乗っている

岩の高さ37m

 

ドブロブニクの城壁の南西部を守っているボカール要塞

この要塞とロブリイェナッツ要塞で、ピレ門周辺を守っている

 

多くの人が利用する旧市街への入り口 ピレ門から

西のピレ門(Vrata od Pila)

司教帽を被り杖を持ったドブロブニクの守護聖人 聖ヴラホ(St. Braise)が見守る

ちなみに、クロアチアの各町にはそれぞれの守護聖人がいる

ザグレブの守護聖人は聖母マリア、スプリットの守護聖人はドムニウス

ドブロブニクの守護聖人は聖ヴラホ。聖人たちはそれぞれの教会で祀られている

 

東のプロチェ門(Vrata od Ploca)

石造りの様相が美しい門

 

ピレ門をからプラッツァ通りへ入る

すぐに見えるのがオノフリオ大噴水 (Velika Onofrijeva česma)

イタリアのデザイナー、オノフリオ・デラ・カーバ作

 

噴水の水は 12km離れた水源から引いていて飲料水として飲める

そういえば、ペットボトルに水を入れている人を何人も見かけた

 

大噴水同様オノフリオ・デラ・カーバが設計した小噴水

ストラドゥンがかつて水路だった名残で東端にある噴水と大小で対になっている

 

プラッツァ通り(Placa Street/Stradun)

クロアチアの城壁の入り口 ピレ門からルジャ広場までに通じるメインストリート

約300mの通りの両側にはお土産屋さんやジェラートの店、レストランが並ぶ

それにしてもATMが多い驚いのに驚く びっくり
親切心か、はたまた観光客に財布のひもを緩くさせる政策の一環か

 

城壁の上からプラッツァ通りを見下ろす

 

聖救世主教会 (St. Saviour Church)
城壁とフランシスコ修道会に挟まれている

 

祭壇

  

 

フランシスコ会修道院 (Franciscan Monastery)

入場チケット:KN30

 

ピレ門から1分。聖救世主教会の隣に位置している

 

フランシスコ会修道院の回廊への入り口

 

ヨーロッパで3番目に古い薬局マラ・ブラーチャ

 

壁のアーチに描かれたストーリー性のある壁画。薬について書かれた医学書(?)

 

 

ロマネスク様式の美しい回廊に柔らかい光が差し込む

 

回廊越しの青い空と美しい緑の木々はまるでオアシス

石のベンチに座ってしばしの静寂を楽しむ

 

スポンザ宮殿 (Sponza Palace)

プラツァ通りのつきあたりルジャ広場

広場に面した時計台とスポンザ宮殿

時計の針が太陽の形をした時計台

 

スポンザ宮殿はかつては税関として使用、現在はドブロブニクの古文書館

 

聖ヴラホ教会 (St. Blaise's Church)

ドゥブロブニクの守護聖人ブラホを祀った教会

建物の屋根には聖ヴラホ像がある

シンプルな外観で派手さはない

 

内部は豪華

 

 

旧総督邸(レクター宮殿) (Lector's Palace)

クロアチア以前の都市国家ラグーサ共和国時代の総督の住居

 

ちょっと一息 ニコニコ

心惹かれる光景①

歴史的建造物と対照的な市民の生活の一端を見ることができるのも味わい深い

細い路地にもストーリーがある

 

心惹かれる光景②

光と影が織りなす歩道で あるファミリーのある日

 

心惹かれる光景③

昔チャペル、今はアートギャラリー   この濃い藍色魅かれた

 

 

心惹かれる光景④

細い路地の階段:上に見えるのはスルジ山とミンチェッタ要塞

ドブロブニクの路地はステキだ

 

 

シティハーバーでランチ

旧市街の東に位置する港はラグーサ共和国の時から交易の要だった

 

大聖堂のドームとドミニコ会修道院の塔が見える

観光ボートの発着所にもなっている

 

季節ではないが「生」の魅惑に勝てずオイスターとアンチョビのマリネを注文

 

勧められるままにシーフードリゾット

 

海風が気持ちいいレストランで行き交う人を眺めながらの一杯もまたおいしい赤ワイン

 

 

受胎告知教会(セルビア正教会) Holy Annunciation Orthodox church

他の教会とは趣が異なる外観

 

華やかな祭壇とポートレート絵画

 

聖母被昇天大聖堂 (The Assumption Cathedral) 

大聖堂のドームと修道女たち

そこに変わらない日常があることを思い起こさせてくれる風景。大好きな一枚 ブルーハーツ

 

主祭壇の「聖母被昇天」ヴェネツィア派の巨匠ティツィアーノの傑作

 

聖イグナチオ教会 (St. Ignatius Church)

 

落ち着いた色遣いだが華やかさがある祭壇

天井のフレスコ画はスペイン人画家ガエタナ・ガルシアの「聖イグナチオ」の生涯

 

 

教会へと続く階段は映画ゲームオブスローンズの舞台になったそうだ

 

帰りは美しいアドリア海を見ながらホテルまで歩くこと30分。それもまた楽し

明日は、城壁巡り

 

 

                   グランマの挑戦(16): ドブロブニク城壁巡りへ