7月3日(金曜日) 快晴 ベルリン 2015

午前中は、退院後の経過と胆管の
様子を検査する為、シャルティエ
クリニクへ。

今ドイツ中が、ストライキを経験して
社会の機能が上手く動いていないのを
実感できる。

幼稚園、郵便、一部交通機関、
そして病院だ。

緊急手術以外は、待ち時間が
推測できない。働く人々の正当な
権利だけど、夏休間近
(一部は既に夏季休暇が始まっている)
のこの状況で
一般市民の共感や、支持を得るのは
容易ではない。

かなりの人々が影響を受けている。

ギリシャの財政危機・
取り付け騒ぎではないけれども、
誰か社会不安を煽って要る
のではないかと本気で
考える。

何が目的か?

先進国では比較的安定している
ドイツ・ユーロ圏ではあるが
一寸先は闇という状況も、政治的に
充分考えられる。

中国、ロシアというアメリカに
代わり得る力を付けて、
世界のリーダーに
通貨・金融の実権を掌握しつゝある
国と、日本の様に隙間材・潤滑剤の
役目を期待されている国では
国民性とそのリーダーである政治家が
一緒になって、与えられたチャンスを
どう活かして、上手に国際的な
良好な関係を築く事が出来るか
どうかこれに掛かって来ると思う。

戦後70年である。

大人としての自分の態度を
有耶無耶にする事なく、沖縄県に生を
受けた事、音楽を通して学んだ
其々の国の多様性・人間の可能性の
素晴らしさを伝えられる音楽家に
なりたい。