4月22日(水曜日) 曇 ベルリン 2015
今日は久しぶりに朝から自炊。
起床後軽く、乾燥果物とミューズリーを先にモルケと呼ばれる
乳酸菌発酵飲料で軟らかくしてお腹に入れておく。
昨日購入した台湾産芋米(香米の一種?)を鍋で炊飯。
数年前に具合の悪くなった自動炊飯器から、同じ電気で炊くのなら
と専ら鍋でご飯を炊く。時間をセットして出来上がりを待つことは
できないけれども、炊きたてのご飯を一層美味しく実感できる。
おコゲが出来る微妙な火加減や、蒸らしのタイミングも
一手間かかるこちらの方が好きだ。
(演奏と同じで、毎回一回こっきりが勝負だ)
難はたった一つだけ、いわゆる炊きたては毎回一度だけで
温めなおしたりしても、時間が経つと残念ながら私好みの
ふっくら感や、瑞々しさは違ったものになる
炊上がり寸前仄かに石焼き芋のような香りが台所を満たす。
炊きたての御飯には、広島産牡蠣磯海苔佃煮を投入。
磯の香りが本当に嬉しい。
お米の粒は小粒だが、なんといっても香りが良いのと
故郷沖縄産のお米に見た目が似ている。
最近は韓国産の穀物らしい香りの玄米と、この芋米を交互に
又は他の雑穀と混ぜて気まぐれに食べている。。
芋米の良いところは、冷めてしまった後でも炒め直す様な
焼き飯やチャーハンは、却って独特の残り香が良く
アジア風の調理には向いている。
久し振りに懐かしい日本の朝食の優しい味。
夜食はこれに出汁を入れてみるかと思案。
自家製糠漬けを人参と大根、既に古漬けに成ってしまいる物を
齧ってみると、糠の風味がなくなってきていてボヤけたような
イメージ。酵母膜と言われる白い膜の発生も見られる。
全体的に乳酸菌群に元気のない感じがする。
新しい糠床を追加する決心をつける。
フライパンで目分量でストックしてある新しい糠を乾煎りし、
天然のミネラルを豊富に含む、と評判の屋久島産海塩を加える。
塩の味はエグ味が少なく、まぁるい印象。
一見すると、無漂白の黒砂糖のようにも見える。
触った感触も見た目も、ザラメとはハッキリと区別できる。
しかし、粉砂糖ソックリの外観に先入観なしで口にしてみて
初めて、これお塩だ!とビックリする。良い意味で裏切られる。
糠から良い香りが出て来るまで焦がさないように、低い温度から
徐々に温度を上げていく。
木ベラで丁寧にかき混ぜ、材料を馴染ませ合わせていく。
しっとりと熱を含んだのを、手で糠の表面を優しく触って
確認するのが好きだ。
温め始めてから数10分、自然に落ち着くまで待って
粗熱を取る。
(イメージは料理するというよりも、糠の中の乳酸菌群が
活性化していく感じかな)
あとは新しいクズ野菜と昆布、唐辛子、レモンの皮
などを味を見ながら足していくと、暫くまた美味しい
糠づけを食べることが出来る。
糠床の味と状態が安定したら、胡瓜(ドイツ名はグルケ:ベルリン
近郊のシュプレー産の瓶詰ピクルスは有名。小振りの形、歯応えの
シャキッとした良い物がソロソロ市場にでてくる時期だ)
玉葱、人参などもドンドン漬け込んでいく。
季節柄まだ目にすることが出来る蕪も良い。
カブは何時でも手に入る訳ではないけれども、何よりも瑞々しく
葉っぱも良く洗って刻んで半分は冷蔵したら、お味噌汁の
具にもなる。軽く塩で揉んで浅漬けにもできる。
生でも軽く調理しても、それぞれの歯応えを愉しめる。
丸まると色白でモッチリとしていて、京カブにもよく似ている
と思う。千枚漬けのように薄くスライスして軽く塩で揉んで
塩を洗い流してから、軽く水気を切ってほんの少し醤油を垂らして
食べると悶絶してしまう。
粕漬にしても独特の甘味と瑞々しい食感は、海外在住の長い
私達の様な者にはホットする味わいだ。
近郊の産地の名前が付いていて、一部の八百屋さんでは
"ガァトー・クーゲル(玉)"と呼ばれているようだ。
旬の新鮮な食材を手に入れることが出来たら、美味しい
心にも優しいオカズが何種類もできる。
糠漬けの横にあるキムチのタッパーに気付く。
美味しいのだけれども、人とのお付き合いが気になって、
食べるタイミングが難しい。
余り古くなってしまわない内に美味しいく消費したい。
お味噌汁も作るようにしたほうが良いかなぁ。
ガスレンジと陶器や、鋳物鉄鍋で調理できる環境になりたいなぁ。
結局自炊することが出来れば、結果的には安価で体にも良い。
何よりも楽しいのだ。
食後少し横になってから、シャワーを浴びて地下鉄を使って
シャルロッテンブルクへ。
リヒャルト・ワーグナープラッツ地下鉄駅前のコーヒーショップで
オヤツを準備して子供達の待つ教会へ。
街中の空気が軽やかになって、日差しの強さも雰囲気が
すっかり春らしく成っいる。薄着の若者も増えた。
駅前のスタンド野菜売りに春の名物、旬野菜の白アスパラガス
(ポツダムやベルリッツ産が有名)が並んでいた。
閉店してしまったと思っていたアイスクリームとケーキの
お店が新装開店していた(他人事だけれども何と無くホッとする。
今日は久しぶりに朝から自炊。
起床後軽く、乾燥果物とミューズリーを先にモルケと呼ばれる
乳酸菌発酵飲料で軟らかくしてお腹に入れておく。
昨日購入した台湾産芋米(香米の一種?)を鍋で炊飯。
数年前に具合の悪くなった自動炊飯器から、同じ電気で炊くのなら
と専ら鍋でご飯を炊く。時間をセットして出来上がりを待つことは
できないけれども、炊きたてのご飯を一層美味しく実感できる。
おコゲが出来る微妙な火加減や、蒸らしのタイミングも
一手間かかるこちらの方が好きだ。
(演奏と同じで、毎回一回こっきりが勝負だ)
難はたった一つだけ、いわゆる炊きたては毎回一度だけで
温めなおしたりしても、時間が経つと残念ながら私好みの
ふっくら感や、瑞々しさは違ったものになる
炊上がり寸前仄かに石焼き芋のような香りが台所を満たす。
炊きたての御飯には、広島産牡蠣磯海苔佃煮を投入。
磯の香りが本当に嬉しい。
お米の粒は小粒だが、なんといっても香りが良いのと
故郷沖縄産のお米に見た目が似ている。
最近は韓国産の穀物らしい香りの玄米と、この芋米を交互に
又は他の雑穀と混ぜて気まぐれに食べている。。
芋米の良いところは、冷めてしまった後でも炒め直す様な
焼き飯やチャーハンは、却って独特の残り香が良く
アジア風の調理には向いている。
久し振りに懐かしい日本の朝食の優しい味。
夜食はこれに出汁を入れてみるかと思案。
自家製糠漬けを人参と大根、既に古漬けに成ってしまいる物を
齧ってみると、糠の風味がなくなってきていてボヤけたような
イメージ。酵母膜と言われる白い膜の発生も見られる。
全体的に乳酸菌群に元気のない感じがする。
新しい糠床を追加する決心をつける。
フライパンで目分量でストックしてある新しい糠を乾煎りし、
天然のミネラルを豊富に含む、と評判の屋久島産海塩を加える。
塩の味はエグ味が少なく、まぁるい印象。
一見すると、無漂白の黒砂糖のようにも見える。
触った感触も見た目も、ザラメとはハッキリと区別できる。
しかし、粉砂糖ソックリの外観に先入観なしで口にしてみて
初めて、これお塩だ!とビックリする。良い意味で裏切られる。
糠から良い香りが出て来るまで焦がさないように、低い温度から
徐々に温度を上げていく。
木ベラで丁寧にかき混ぜ、材料を馴染ませ合わせていく。
しっとりと熱を含んだのを、手で糠の表面を優しく触って
確認するのが好きだ。
温め始めてから数10分、自然に落ち着くまで待って
粗熱を取る。
(イメージは料理するというよりも、糠の中の乳酸菌群が
活性化していく感じかな)
あとは新しいクズ野菜と昆布、唐辛子、レモンの皮
などを味を見ながら足していくと、暫くまた美味しい
糠づけを食べることが出来る。
糠床の味と状態が安定したら、胡瓜(ドイツ名はグルケ:ベルリン
近郊のシュプレー産の瓶詰ピクルスは有名。小振りの形、歯応えの
シャキッとした良い物がソロソロ市場にでてくる時期だ)
玉葱、人参などもドンドン漬け込んでいく。
季節柄まだ目にすることが出来る蕪も良い。
カブは何時でも手に入る訳ではないけれども、何よりも瑞々しく
葉っぱも良く洗って刻んで半分は冷蔵したら、お味噌汁の
具にもなる。軽く塩で揉んで浅漬けにもできる。
生でも軽く調理しても、それぞれの歯応えを愉しめる。
丸まると色白でモッチリとしていて、京カブにもよく似ている
と思う。千枚漬けのように薄くスライスして軽く塩で揉んで
塩を洗い流してから、軽く水気を切ってほんの少し醤油を垂らして
食べると悶絶してしまう。
粕漬にしても独特の甘味と瑞々しい食感は、海外在住の長い
私達の様な者にはホットする味わいだ。
近郊の産地の名前が付いていて、一部の八百屋さんでは
"ガァトー・クーゲル(玉)"と呼ばれているようだ。
旬の新鮮な食材を手に入れることが出来たら、美味しい
心にも優しいオカズが何種類もできる。
糠漬けの横にあるキムチのタッパーに気付く。
美味しいのだけれども、人とのお付き合いが気になって、
食べるタイミングが難しい。
余り古くなってしまわない内に美味しいく消費したい。
お味噌汁も作るようにしたほうが良いかなぁ。
ガスレンジと陶器や、鋳物鉄鍋で調理できる環境になりたいなぁ。
結局自炊することが出来れば、結果的には安価で体にも良い。
何よりも楽しいのだ。
食後少し横になってから、シャワーを浴びて地下鉄を使って
シャルロッテンブルクへ。
リヒャルト・ワーグナープラッツ地下鉄駅前のコーヒーショップで
オヤツを準備して子供達の待つ教会へ。
街中の空気が軽やかになって、日差しの強さも雰囲気が
すっかり春らしく成っいる。薄着の若者も増えた。
駅前のスタンド野菜売りに春の名物、旬野菜の白アスパラガス
(ポツダムやベルリッツ産が有名)が並んでいた。
閉店してしまったと思っていたアイスクリームとケーキの
お店が新装開店していた(他人事だけれども何と無くホッとする。