沖縄人特有の言い回しの様なものがあります。
我した島=わした・しまは、漢字では「我らが島」となるので
的確ではない様な気がします。
もう少し柔らかな、それでいて少し誇らしい様な感じと云ったら
上手く説明できているでしょうか?

そんなワシタウチナー(私の沖縄)も揺れているようです。
「政権交代」という戦後“初めての大事件”を経験した日本は、激震の
世界経済情勢とも併せて、誰もが「明日すら見えない様な不安感」に、
すっかり覆われてしまっているようです。

昨日、ある方のブログを拝見していて「復帰」か「返還」かという沖縄に
とっては、未だにクリア出来ていない「命題」を問題提起されている方が
ありました。

私のブログで、その事を蒸し返すつもりはありませんが
“本当に難しいテーマ”だと思う反面、”本当に議論され尽くしているのか”
と、今更ながらのように疑念も頭をもたげてきます。

基地返還問題にしてもそうですが、要は

「あなた(がた)は、人殺しの片棒を担ぎますか?」に

「イエス」か「ノウ」か?

と言う事だと思うのです。

「愛する人の為だったら、人を殺しますか?」と

条件をつけてもよいのです。法律や、社会常識、一般論を気にする事無く
静かに自分の胸に手を当てて、考えてみればよい事だと思うのです。
その答えの静かな一つ、ひとつが、だんだんと大きくなって行く日が来るまで
たとえどんなに、長い時間をかけて待ってもよいのです。
私達一人、ひとりが、心から納得できる日が来るのならば・・・

そしてその時迄に、惰眠を貪るのではなく、絶えず拓かれた目と心で
次の世代に何が残せるのか、本当に伝えるべき事は何なのかを
真剣に考える事の出来る人間であるのなら・・・

具志 優