映画「スープとイデオロギー」



ヤン・ヨンヒ監督のお母さんの

ドキュメンタリーだった


そして私が何より驚いたのは

このお母さんが

こないだ私が読んだハン・ガンの

「別れを告げない」→こちら


と被る内容だったということだ


つまり

このお母さんは済州島4.3事件の

生き残りだったのだ!


ヨンヒ監督ですら

知らなかった済州島4.3事件

このお母さんは

18歳の時3歳の妹を背負い

弟の手を引いて

命からがら日本へ密航して

助かる


「別れを告げない」でも

主人公の友達のお母さんが

事件の生き残りだった


ヨンヒ監督のお母さんは

その後日本で生まれた息子3人を

北朝鮮に送る

当時北朝鮮は夢の国、と言われ

希望に満ち満ちた国とされていた


なぜ息子3人全員を北朝鮮に

送ったのか

ヨンヒ監督が聞くと

「韓国は信用できん。

島民を皆殺しにしたから」

みたいなことを

お母さんは言う


お母さんにそこまで決意させた

済州島4.3事件


偶然とは言え

私の心に深く刻まれることになる