帯に
「一気読み必至の文芸作品」
ボストン・グローブ
「これこそが文芸ミステリだ」
ジェニファー・イーガン
とあったので
迷わず借りる
そして家に帰り
ページを開くと
2段組だった…![]()
本が好きなくせに
ごっつい本や字が小さい本、
2段組はびびる
ちゃんと2週間以内に読めるかな
と不安になる
2段組に関しては
なに、ページの真ん中に
一本空間があるだけだ、と
以前克服したつもりだったが
久しぶりに2段組を前にすると
ええええ? ![]()
大丈夫?
と引いてしまうのだ
さて、本編
ただのミステリではない
名門校の美人のサリアが
プールで死亡しているのが
発見される
犯人は早々に見つかる
文中で主人公の「わたし」ボディが
「あなた」と呼ぶデニー・ブロック
先生
「わたし」はブロック先生に憧れ
ブロック先生は「わたし」のものだと
思っていたが
ブロック先生は
殺されたサリアとも深い関係だった
この辺りは
なんだか三面記事みたいな
内容で
真ん中までは頑張って
読む感じだった
(登場人物も多い)
が!
真ん中を過ぎたあたりから
急にギアが上がって
バンバン核心に触れていく
犯人オマーは
この名門校の名誉を穢す恐れのない
黒人の体育科のトレーナーで
生徒でも先生でもない
だから
名門校にとっては都合がいい
現代に書かれたこの作品は
現代に相応しく
ジェンダーのこと、人種差別のこと
が深く掘り下げられていて
わたしには納得いくものだった
世界中の夥しい女性への
レイプ、性加害、ペドフィリア、
性的搾取、
男性優位の社会での
男性同士の庇いあい
ホモソーシャル
新聞でも女性が犯人だと
顔写真、名前まで出て晒されるが
男性だと晒されない「男消し」
社会の男性への忖度
レイプしても
刑期が短かったり
乳児遺棄の際は母親だけが
逮捕される
もうキリがない
ほんとにこの世は性加害男性には
パラダイスだ
そんなことも含んだ
本作品
読みごたえがあった
特にラストスパートかかった時は
一気読みだった
最後の最後まで気が抜けないし
作者は頑張って書いたなぁ
と思うし
今から読む人にも
頑張れ!!![]()
と言いたい
ほんとに心から「頑張って読んで!」
と言いたい
2026. 6 第一刷
ワシントン・ポスト、
ボストン・グローブ、ピープル
などアメリカ各紙誌が
年間ベスト・ブックき選出
「あなた」は誰なのか?

















