図書館で借りている
櫂未知子の句集を
もう少し紹介したい




・佐渡ヶ島ほどに布団を離しけり


もう目に見えるよう 爆笑
ばーんと離すのではなく
微妙に離すところが絶妙
地図が頭の中に浮かぶよね 
少しずつ離して
最後は別の部屋、行っちゃう?






・「体ごと彼を卒業して来た」と


…と、友達が言ったのかな?
あー、せいせいしたとか言って
こういうバッサリしたところが
櫂未知子氏の魅力
体ごと、がいい
新しく生まれ変わる予感…キラキラ






・雪まみれにもなる笑つてくれるなら


ストレートな愛?
素直です
素直だけど媚びてない
雪まみれだよぉ
かなり冷たいよぉ






・経験の多さうな白靴だこと


う〜ん、なんと申しましょうか
経験の多そう、なんてことを
俳句でいうか?
どんなエロい白靴じゃい びっくり
(白靴は夏の季語)
こんな少しひねた意地悪な句も好き




甘々な句より
拗ねたような句が
しっくりくる
ところで

・椿咲くたびに逢いたくなっちゃだめ

これは池田澄子氏の句だけど
読んだだけで
身がくねくねってなる
逢いたくなっちゃ、っちゃ、っちゃ、
私はここで必ずつっかえちゃっ、ちゃ、
っちゃっちゃ もやもや
これは私にはフィットしない
甘すぎる

今は櫂未知子氏の
突き放すような
キッパリした句が好きじゃ 飛び出すハート




山法師咲いてきました♪