高橋源一郎の飛ぶ教室で
紹介された時
これは読みたい!!
と思った
放送の翌日も友達と
この本の話で
盛り上がった
しかし"私の図書館"(笑)には
なかったし
しばらく待っても入る気配が
なかった
そうこうするうち、
他の本にも読みたいのが沢山
あって
忘れていたのだ
そしたらこの前
ふとこの本を検索したら
あ、あった!!
いつのまにか入ってた
2021年発行なので
2年遅れの入荷である
さてさて前置きが長すぎるのは
いつものこと ![]()
作者奈倉有里氏は
あの「同志少女よ、敵を撃て!」
→こちら
の逢坂冬馬氏の
お姉さんである
奈倉有里氏の訳本では
「手紙」→こちら
と
「陽気なお葬式」→こちら
を読んでいる
さあさあ本文
奈倉有里氏がロシア語、
ロシア文学に興味を持ち、
ロシアに向けて出発するところから
始まる
動機が純粋である
好きだから
知りたいから
勉強したいから
ロシアに行く!
いやあ、素晴らしい
他にどんな理由が
いるというのだ
彼女は
誰も知った人がいない地で
黙々と勉強する
文学の高みを目指し
粉骨砕身、脇目も振らず
勉学に勤しむ
読んでいて気持ちいい
「言語の入り口に立とう。
目の前にはどこまで続くか
わからない言葉の森がある。
ぼんやりと光っているのは
なんだろう。
坂道の向こうの図書館から
漏れてくるー
あれは本の光だ」
そんな彼女を
ロシアの人達は
ほっとけなくて
かいがいしく世話を焼いたり
するのだ
こちらも読んでいてこそばゆく
嬉しい
彼女が彼の地で
大切にされてとても嬉しい
良き師にも出会い
師の勧めで更に高み、
ロシア国立ゴーリキー文学大学に
入学
そこでの生活の
なんと魅力的なこと
洗濯機もなく、
え?21世紀だよ?!
足で踏んで洗い、
吊るしたロープに干す
寮友たちとのそんな質素な
生活が
とても輝いて見える
そして彼女はこの
ゴーリキー文学大学で
人生を変えるほどの
師と出会うのだ
これがこの作品の最大の
キモで
彼女はそのアントーノフ先生から
文学とは学ぶとは
人生とは、
の全てを学ぶのだ
アントーノフ先生との件は
もう胸がキュンキュンして
溺れそうになるくらいで
いや、
私マジで溺れたかも!
皆さんに一番お伝えしたいのが
ここだが
それを言うと読む楽しみが
半減してはいけないので
言わない ![]()
一章一章が短く
体調の悪い私でも
気軽に読める、しかも
どんどん読みたくなる
読みやすい!
好きってことは
こんなに素晴らしいことなんだ
と再確認できる
パッションの詰まった
一冊をどうぞ、お勧めします!![]()
「僕は喜びに 向かっていた
道は夕闇の露を 赤く照らし
心のなか 息を呑み 歌っていた
遠い声が 夜明けの歌を(…)
心は燃え 声は歌った
夕暮れに
夜明けの音を響かせながら(…)」
ーアレクサンドル・ブローク
2021. 10 初版発行



