ボヌール・デ・ダム百貨店

世界中、

いまやデパートは数え切れないほど存在するけれど、

そのトップバッターは

パリ左岸に1852年に誕生した

ル・ボン・マルシェだ。


8月27日から10月16日まで

本館および食料品館で

「170年のボヌール」と題して、

創業170周年のお祝いごとが

多数展開されている。


とは、ネットで知りました。

皆さま

こんにちはー!!

三連休最終日、如何

お過ごしでしょうか?


パリの百貨店で、

バンマルシェ、は、

好きな百貨店です。


もうコロナになってから3年、

コロナ前もパリに行っていないので、

長らくご無沙汰しています。


が、

もう170周年にもなるのですね。




ボヌール(幸福)

とうたっているのは、エミール・ゾラが世界初のデパートであるボン・マルシェにインスパイアされて1883年に発表した小説『Au Bonheur des Dames(ボヌール・デ・ダム百貨店)』に由来する。

この小説の本邦初訳・完訳版とうたって出版された

論創社版の分厚い本の腰巻には、“ゾラが見た消費の神殿でくりひろげらる魅惑・労働・恋愛”とあり、裏表紙側には“お買い物は着飾って百貨店という劇場 正札のついたサロン”と書かれている。

この小説、その漫画化版『Au Bonheur des Dames』も

デパート内で販売されているので、

文字を追うのが面倒ならこちらを手にとってみるのがいいだろう。

 

 

 

 

 

左:ボン・マルシェで販売しているエミール・ゾラの小説『Au Bonheur des Dames』の文庫本と漫画バージョン。 右:ゾラの小説の翻訳と鹿島茂による『デパートを発明した夫婦』。photos:Mariko Omura

世界初のデパートであるボン・マルシェについて日本では鹿島茂著『デパートを発明した夫婦』(講談社現代新書)が出版されている。こちらは集客戦術を駆使して「必要」から「欲望」へと消費のキーワードを一変させた天才商人の創業者アリスティッド・ブシコーとその妻マルグリットの足跡をたどる一冊だ。19世紀半ばまでの閉鎖的な店舗販売を一新した百貨店という商売形態を“発明”し、成功させてゆく過程がわかりやすく書かれたこの本を読むと、170年後のいまもボン・マルシェが私たちを興奮させ続けている謎が解けるようだ。

170周年を祝って、12月30日までの金曜と土曜の閉店後にゾラの『ボヌール・デ・ダム百貨店』にインスパイアされた30名の俳優が演じるイマーシブな演劇が館内を舞台に演じられている。2時間の作品で、観客も劇中の舞踏会に参加できるという。

 

 

 

 パリに行かれる方は

是非!!

行ってらして下さいねー!!