皆さま
こんにちは。

今日はあったとこっちで用事を済ませて、、
と歩いていたら、
なんと!!
心斎橋まで歩いて来ました。

天六から心斎橋、
約8,000歩ほどでした。

よー歩いた!!

さて、今日はイタリア情報です🇮🇹


コロナ禍で、
この2年ほどイタリア国内の旅行や
移動も極端に少なくなっていましたが、
四月初めに、本当に久しぶりに、
所用でイタリアの新幹線
「フレッチャロッサ」に乗る機会を
得ました。

記憶をたどってみると、
コロナ大感染の始まった
2020年3月以降に利用していないだけでなく、
その前年の秋に乗ったのが
最後だったようです。

ということで2年半ぶりの「フレッチャ」。
以前とは少し様変わりの体験しました。

ミラノ中央駅を列車が出発し、
30分程たった頃でしょうか。
車内に、三人組の『強面』の警官が入ってきました。

車内は半分ほどしか席は埋まっていませんでした。
乗客一人一人に、
「ドキュメント Documento (身分証明書)!」と言って、身分証明書の
提示をうながしている声が聞こえました。

こんなことは初めてです。

以前も、警官が、
駅の構内で「不審者」へ職務質問をしている姿は見たことがあります。

あるいは列車でも、
途中駅から、列車内に警官数名が乗り込んできて、通路を左右を凝視し
ながら進み、
「不審な」乗客をみつけると
「Documento (身分証明書)!」を要請する、
ということはたまに見かけてきました。

なお、ここでいう「不審者」とは、
身なりや服装が特別であったり、
外国人不法移民らしい
様子の人などがその対象となっているように
見受けられました。
でも、一回りすると、
たいていは次の駅で下車していっていました。

まあ、抜き打ちの点検ということなのでしょう。

ところが、今回は、
乗客全員を対象として、
チェックしているのです。

私の番が来ました。
「三人組」がそばまでやってきて、
その責任者らしい怖い顔の男性が
「Documento (身分証明書)!」といいました。
「カルタ・ディ・イデンティタ Carta d’Identita’(アイデンティ・カード)」を私が渡すと、
それを、若い警官に渡しました。

この若い警官、
私のカードをさわったり凝視した上で、
手にもっていた「端末」で、
チェックしています。

外国人である私の顔を見て、
「ペルメッソ・ディ・ソッジョルノ 
Permesso di Soggiorno 
滞在許可書!」と、
怖い顔の警官が言いました。
私が、滞在許可書のカードを渡すと、
やはり、これを若い警官が、
「端末」にかけて、
チェックしました。
それから、二つのカードを私に返してくれました。

今度は私の前に座っていたイタリア人女性二人に「Documento(身分証明書)!」と
言っていました。

へえ、随分と厳格なチェックだと、驚きました。

確かに、イタリアでは外出時は誰もが「身分証明書」携帯が義務付けられています。

「身分証明書」は、外国人の場合、
旅行者は「パスポート」、
長期滞在者の場合は
「Carta d’Identita’(アイデンティ・カード)」か「運転免許証」となります。

さらに、外国人の長期滞在者の場合は「Permesso di Soggiorno 滞在許可書」も
必須となっています。

したがって、「ポリツィオット(警察官)」
とか「カラビニエーリ(国防省警察官・憲兵)」
とか、
治安当局の要員が、
イタリア国内の路上でも公共空間でも通行人にこれらの「証明書」の
提示を要請し確認する権利があります。鉄道の構内や車内も同様です。


ただ、実際問題としては、
私自身は、30年イタリアに住んでいて、
列車にも数えられないほど
乗車していますが、
路上でも、列車内でも、
当局者から、「Documento (身分証明書)!」
と言われたのは初めてです。

特に、このような「全員」チェックの現場にいわせたのは初体験となりました。

その後、車内アナウンスで、
「当列車には、警察官が乗り合わせています」という告知も
ありました。

時間をおいて、同じ「3人組」がまたやってきて、新たに乗車した人についても、一人ずつ
チェックしていました。
この列車の運行中、すべての乗客を調べ上げる意向であることが
わかりました。

そういえば、少し前に、ニュースで、
列車内の安全性・治安確保のため、一定の列車に、
警官を常駐させる施策を導入すると言っていたことを思い出しました。
その一環のようです。

帰路のフレッチャでは、
その種の警官の姿もコントロールもありませんでしたので、
すべての列車ではないようです。

警官常駐がどの程度の割合かはわかりませんが、そういう可能性があるということだけでも、
かなりのインパクトがある制度であることは間違いないように思いました。

ところで、気になったのは、
警官が使用していた「端末」です。
クレジットカードの「リーダ-」にも似た小さな機械です。

身分証明書や滞在許可書のカードを、
この機械にあてると、
問題のないカードかどうか
照合・判別する機械のように見えました。

何年か前ですが、
ミラノ中央駅構内で警官が「不審者尋問」をしているそばを
通りかかりました。
その際、警官は、『不審者らしき人』が提示した身分証明書を見て
その番号を、携帯電話で本部に伝えて「偽物でないか」「問題のある人物かどうか」
を照合しているようでした。

今では、証明書の照合システムの性能もアップして、小型リーダーで即時確認できる
ようになったのでしょう。

国際テロや犯罪、不法外国人移民など、
様々な問題が深化し、社会の安全を守るためにも、
これまで以上の警備を、
要員配置、技術システム刷新などで行うことが必要となってきて
いるのでしょう。

一方、フレッチャ列車内では、
車掌が、乗車券と「グリーンパス(ワクチン接種証明書)」
のチェックにまわってきました。
「専用アプリ」を使って両者とも照合していましたが、
こちらは対応も極めてソフトでした。

以前は、フレッチャでも、列車内で乗車券のチェックをする車掌すら来なかったことが
ありました。
呑気な時代でした。

コロナ禍の規制下、
「グリーンパスは乗車券と一緒に、
『原則』、車掌が列車内でチェックする」
というルールが発表されていたこともあり、
列車内での各種チェックシステムなど、
随分と徹底してきたものだと思いました。

ところで、明後日4月17日(日)は、
「パスクア(復活祭)」、
18日(月)は「復活祭直後の
月曜日」そして、
4月25日(月)は「イタリアの解放記念日」で祝日です。

今年は例年に比べ、
パスクアの時期が遅いので、
4月16日(土)から25日(月)まで
「長い連休気分」が続くことになります。

ウクライナ戦争の影はありますが、
そして屋内・交通機関内でのマスク着用などコロナ規制は
あるものの、2年ぶりの「自由なバカンス」を求め、この間に旅行を計画しているイタリア人の
数は1400万人にのぼると業界では報告しています。

日本ももうすぐ「ゴールデンウイーク」ですね。
先不透明なこのご時世、くれぐれもご自愛ください。

                                                           (編集部) 


との事でした。

なかなか大変な時代ですね。

パスクアとわかっていながらお仕事の事で、
イタリア人に連絡を取っている、、、って、ほんと呑気な私でした、、、

春を感じさせる

イチゴのブルスケッタ🍓


又、改めてご紹介させて頂きますねー❣️