皆さま、こんにちは〜。
大阪は雨も止んで、やっと曇空
お休みも今日までの方が多いのではないでしょうか?
今日はイタリアからのメルrマガをシェアさせて頂きます。
今回のオリンピックは賛否両論です。
が、イタリアではこんな感じだったのですね〜!!
このメルマガで感動!!しました。
皆様もぜひ最後まで読んでみて下さい。
ミラノ ドゥオモ のお写真はお借りしました。
★★ 「Arigato Tokyo」 ★★
さて、今日8月15日は「フェッラゴスト」、大変な暑さとなりました。
イタリアはまさにバカンスシーズン真っ盛り。
海はもちろん、山も人気のようです。
全国各地のバカンス地でも、8月6日から導入された「グリーンパス」の利用、
ほぼ順調なようです。
なお、このグリーンパスですが、本物かどうかをチェックするための「アプリ」があって、
スマホで簡単にダウンロードできます。
そして、レストランでもスポーツ施設でも文化施設でも、施設側が、このアプリを使って、
利用者の示すグリーンパスが本物かをチェックする義務が課せられています。
当初はそれと同時に、利用者に身分証明書も提示させ、施設側がグリーンパスの本人かを確認する
必要があると報道されたため、
プライバシーの観点からも施設側の手間や責任が多すぎることなどでも
「大議論」となりました。
結局、施設側は身分証明書との照合は「原則しなくてよい」こととなりました。
その代わり、警察官などが、抜き打ちチェックをするという二段構えのチェック体制となることが
当局から発表されました。
まあ、妥当なソルーションかと思われます。
さて、この「グリーンパス」、
私が最初に使ったのは、先週ミラノ市内の美術館に行った時です。
入り口には7-8人程度の列ができていました。
中に入ると、グリーンパスをチェックする担当者がいました。
私も最初の経験のため少し緊張して、スマホ画面を担当者に見せました。
すると、担当者はチェック用のスマホを画面の上にかざしました。
直後、OKを示す画像がでました!
これでチェックは完了です。
以外と簡単で、ほっとして、切符売り場に出向いた次第です。
ところで、「東京オリンピック2020」閉会式から丸一週間たちました。
今回のオリンピック、イタリアでは「喜びと感動と勇気を与えてくれた」と大きな歓声と賞賛で
受け止められています。
イタリアの獲得メダルは、金メダル10個,銀10個 銅20個 合計40個と
イタリアの歴代オリンピック史上で最高の数となりました。
特に、陸上での活躍は想像を越す素晴らしいものでした。
マルセル・ジェイコブス選手が陸上男子100mで、続いてジャンマルコ・タンベリ選手が男子走り高跳びでと
10分間の間に金メダルを二つ獲得し、イタリア中が大変な騒ぎとなりました。
札幌で行われた20キロ競歩では男子・女子とも金メダル、
そして男子400mリレーでは英国を0.01秒差で制しての快挙で金メダルを得て、喜びも絶頂となりました。
イタリアでは陸上での金メダル自体が初めてということで、それを5つも獲得したことで
大変な盛り上がりとなりました。
その他、セーリングの混合フォイリングナクラ級、ボート女子軽量級ダブルスカル、自転車男子団体
パシュート、そして空手男子組手75キロ級、とテコンドー男子58キロ級、でも金メダル。
そして銀10個、銅メダル20個とその数の多さも今回のオリンピックの特色でした。
閉会式翌日のイタリアの新聞には、大きな見出しが躍りました。
「Tokyo,我々に夢をみさせてくれた40の感動!」
「東京オリンピック2020 これまで最高のオリンピック」
「40のメダル獲得で夢のオリンピック」
「終了した、Tokyoはやり遂げた、素晴らしい記録のイタリアは幸せ」
イタリアでも、オリンピック開催前から、今回のコロナ禍での開催の困難さ、無観客の開催になったこと、
日本では開催に対する反対や不信感が高まっていることなど、多々報道され、どのような展開になるのか
注目されていました。
そして、時差七時間ある日本からの連日のテレビ中継、毎晩オリンピック特集が組まれ、イタリア選手の
幅広い活躍が様々な角度から紹介され、イタリア中が「東京オリンピック熱」の感動で一杯になって
いきました。
今回メダルをとった選手が、昨年のコロナ禍のロックダウン中、自宅廊下でトレーニング
をしていた映像も公開されました。あの時期の辛さや先の見通しのない不安感の中で懸命に
体力アップに励んでいた選手の姿に、多くのイタリアの人々は自分自身の体験と気持ちを重ね合わせた
ようです。
それだからこそ、これまでのオリンピック以上に、コロナ禍での今回の東京オリンピックは
イタリア社会に大きな感動とパワーを与えてくれることになったのでしょう。
コロナ禍で大変な経験をしたイタリア。今回の快挙を、まさに今、「再生」のため頑張っている
イタリアを励まし、一体感と自信を与えてくれた「最大の応援」として東京オリンピックの成功を
とらえているようです。
そんな中、見つけた「Arigato Tokyo、次はパリで」の見出しには、私も胸を打たれました。
今回のオリンピック開催に対しては様々な意見があり、実際、日本が多くの犠牲を払って今回の
オリンピックを開催したことは誰もが認めるところかと思います。
それと同時に、イタリアでは、これほど大きくポジティブなオリンピック効果をもたらしたことも、
知っていただければと思います。
私はイタリアの状況しか知りませんが、もしかしたら、イタリアだけではなく、オリンピックに参加した
多くの選手や多くの国の人々にも、予想を超える大きな感動や勇気を与える大切な舞台となったの
かもしれません。
(編集部)