いつも拝読しているミラノからのメルマガ

 

今年2019年第一号が届きました!!

 

 

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ミラノのドゥオモはミラノに行ったら

必ず見て、何回でも写真を撮りたくなる....

 

11月出張時の写真です。

 

 

 

さて、今年第一号の話題とは..................

 

イタリア国内での位置付け

中々興味深い内容でした。

 

 

★★ ミラノは「生活の質 第1位」!!   ★★


昨年12月後半、イタリアの経済金融新聞「Il Sole 24 Ore」紙の発表した、
恒例の「『生活の質』ベストテン」の結果が大きなニュースとなりました。

イタリアの全県を対象とした「『生活の質』ベストテン」で
初めてミラノが、第1位の県となったのです。
イタリアの全県107県の中でミラノが「一番生活しやすい県」として認められた
ことになります。

この「生活の質ベストテン」調査は2018年で第29回目となります。


「豊かさ・消費」

「ビジネス・労働」

「環境・サービス」

「人口統計・社会」
「司法・治安」そして

「文化・自由時間」の6部門に関し、

全体で42にのぼる
統計指標をもとに、県別に分析比較したものです。

なお、2017年の総合トップはベッルーノでした。

2018年の1位から7位までをご紹介しましょう。
第1位、ミラノ (ロンバルディア州)
第2位、ボルツアーノ (トレンティーノ・アルト・アディジェ州)
第3位、アオスタ  (アオスタ州)
第4位、ベッルーノ (ヴェネト州)
第5位、トレント  (トレンティーノ・アルト・アディジェ州)
第6位、トリエステ (フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州)
第7位、ボローニャ (エミリア・ロマーニャ州)

北イタリアの都市が並びます。

一方、最下位を見てみると
第107位 ヴィーボ・ヴァレンティア(カラブリア州)
第106位 フォッジャ(プーリア州)
第105位 ターラント(プーリア州)
第104位 レッジョ・カラブリア(カラブリア州)
第103位 クロトーネ(カラブリア州)

南イタリアの都市に集中しています。

さて、ミラノですが、その「通信簿」を見ると、分野ごとに
ランキングは大きく変わっています。

「豊かさ・消費」部門では、全国1位。
豊かな都市なので当然なのかなという気がします。

「環境・サービス」部門では、同2位。
これも、「そうかな」という感じです。

「ビジネス・労働」部門は、同6位。
これも、まあそうかな、というところでしょうか。

いずれにしても,ここまでは非常に「ポジティブ」な面といえましょう。

いいことずくめのようですが、そうは問屋がおろさないようです。
ミラノでも、今回のランキングで非常に低い番付の部門もあるのです。
それは、「司法・治安」部門で、全国91位です。

細かく見ると、この「司法・治安」部門で特に問題な「指標」のあることが
わかりました。
「スリ、ひったくり(人口10万人当たりの件数)」106位
「強盗(人口10万人当たりの件数)」106位
「自動車盗難(人口10万人当たりの件数)」97位

富や人が集まるので、この種の犯罪も集中するということで、豊かな大都市の
悩みともいえるかもしれませんが、困った問題であることは否定できません。

今回の「生活の質 第1位」の知らせに、大喜びのミラノ市長ですが、
さすがに、このネガティブな点に対しては「今後の大きな課題」と
認めています。

まあ、私たちとしては、この指標でも証明されている
ミラノの「困った課題」の犠牲者とならないように、
気を付けること、これが、今回の「ベストテン」から得る最大の教訓
かもしれません!!

 

 

 

生活の『質』ねぇ..................

大阪は、私の住んでる『北区』ってどうなんでしょうか?

 

日本にもそういうランキングってあるんでしょうか???