今朝、彼の夢を見た。


彼が死んでからもうすぐ3年が経つ。


ヒロキが居ない生活はやっと慣れた。


DVDを見る時はいつも一緒に見てたけど今は1人でじっくり見てる。


毎日セミダブルの布団で一緒に寝ていたけれど、ヒロキが逝ってからはシングルの布団で1人で寝てる。


「ただいま」「お帰り」をヒロキに言ってたのに今は遺影に向かって言ってる。

お酒を飲む時は必ずヒロキが酌をしてくれてたけど手酌になった。


どこへ行くのにも一緒で、いつの間にかヒロキは私の生活には絶対に必要で欠かすことのできない存在になってた。


毎年、年をとる私。

夢に出てきたヒロキは19歳のままだった。

私だけ今の私。



ヒロキは19歳で逝ったから私の中ではずーっと19歳のまま。



10年経っても20年経っても私は19歳の彼が大好きで愛してるんだ。


死んで姿が見えない彼だけど、夢でしか会えないけど、私の今後人生に絶対必要でかけがえのない大切な愛しい人なんだ。


また夢でいいから会いたい。

ずっとずっと、私がボケたお婆ちゃんになってもヒロキの夢をみたいキラキラ
父親の生活態度は変わる事はなく、兄妹は日々同じ生活を送っていた。


ある日妹は高熱が出てインフルエンザにかかった。市販の風邪薬では対応しきれなくなってしまった。

病院に行きたいけど保険証がない…

父親が保険料を滞納していて保険証がなく実費で病院へ行かなくてはならなかった。

妹は兄に言い出しずらかった。
兄が学校へ行きながら頑張ってバイトで稼いでるお金。いつもボロボロのYシャツを着ている兄の姿。弱音をはいた事がなく強い兄には言えなかった。


だが当然治るはずもなく、困った妹はやはり兄に話した。
「風邪を引いたんだけど、ずっと熱が下がらなくておかしいんだ。一度だけでいいから病院に行きたいの。ごめん…」

兄はすぐに5000円札を差し出した。

「領収証を忘れないように。行ってこい!」



妹は無事病院に行って元気になった。

この日以来、妹は思うようになった。

早く働けたら、お金があれば、もう苦しむ事はない。お金があれば幸せに暮らせるはず…




だがこう思っていたのは妹だけではなかった。もっと強く思うようになってしまっていたのは兄だった。



続く!