想いの詩
美味しい米になる為に
私はおいしい米になるためだけに
一生懸命前を見て生き続けている
そのおいしい米が出来上がるまで
雨にも負けず風にも負けず必死だ
黄金の稲が実るまでは生き続ける
突然嵐がやって来たり害虫たちが
私を食い尽くそうと襲いかかるが
肥やしと太陽が私の味方なんだよ
時には雨も必要だけど嵐はだめだ
強く強く立ってないと倒れちゃう
秋になるまで黄金の稲になるまで
諦めないで太陽に向かって生きる
秋になったら太陽さんに頭を下げ
「今までありがとうございました」
とお礼を言って感謝の心も忘れず
やがて米となり人間の声が聞こえ
「今年の米もすご~く美味しいね」
と言って貰えるのが最高の幸せさ
人間様に喜んでもらうための米さ
人間様に喜んでもらうための私さ