3月の中旬、中3次男の卒業式でした。

暖かく晴れた気候に恵まれた一日でした。

この中学は私や大学3年長男の母校でもあります。

次男が中学に入学してから頼りにしていた身内が次々と他界し、最愛の母は特養ホームに入居しました。

母は入居後、精神不安定になり、向精神薬のせいでパーキンソン症候群になりました。

今はもう寝たきりで看取りをお願いしているくらいのレベルです。

祖父母の愛情にたっぷりと包まれてきた次男。

家庭環境の変化、特に私の膵臓がん発覚は不安だったはずです。

でも、不安で泣きじゃくる私を

「大丈夫!」

と何度も励まして背中を撫でてくれました。

最初にがんが発覚した時は次男が中1の時です。

その時、

「あと、5年は生きたい。次男が高3に、長男が防大を卒業して幹部候補生学校を卒業して任官するまで」

と強く思いました。

中学校3年間、部活の試合見学も行事も面談もほとんど行けませんでした。

PTA活動もお断りしてきました。

(本来なら引き受けるタイプなのですが。)

「もうこの学校には来ることは無いんだな」

と感慨深く思いました。

お世話になった諸先生方、保護者の方々、スクールガードの方々、本当にありがとうございました。