9月3日火曜日の朝、特養ホームのケアマネさんから実母の危篤を知らせる電話が鳴りました。

偶然ですが、夫の会社がお休みで一緒にホームへ行きました。 

午前中から夕方まで付き添っていましたが、私の医療麻薬を飲む時間があります。

母はあまり苦しそうでなく、スタッフさんにお願いして一旦、ウチに帰りました。

翌朝も電話がありました。

私も連続して付き添うには疲れて果ててきて…

そして、4日水曜日が終わり、5日木曜日の未明、母の他界を知らせる電話が鳴りました。

特養ホームの職員さんが二人がかりでエンゼルケアーを手際良く施してくださり、以前から決めておいた葬儀社に迎えに来てもらいました。


翌日は私のがんセンターの日でした。

眠いし、怠いし、食欲もあまりありませんでした。

それでも、余命が長くて年内と言われていた私にとって母を先に見送れたことは悲しみと共に嬉しさもありました。

只、知人に某SNSで

「膵臓がんの手術を2回もして、糖尿病になって腹膜播種になって、お母さんが他界して、今はどんなお気持ちですか?」

とコメントされたのは驚きました。

悪気はないのでしょう。

ちなみに、その方は現役医師。

医師であれば、どんな職業より生と死を身近に感じて生きてきたはずです。

患者が死に怯える姿、死にゆく家族と別れ難く名残り惜しむ姿。

私はその医師は悪気なく好奇心で私に聞いただけだと思います。

医師も人間だから好奇心はあっても良い。

良いけれども、やっぱり聞いて欲しくなかったです。

「NDK、って何の略?」

と当時、中3だった長男に聞いたら、

「ねえ、どんな気持ち?」

の略だと教えてくれた5年前。


「お母さんが先に死んでくれて、私も最愛の子ども達を遺してすぐに死ぬのは幸せです!」

と答えれば良かったんでしょうか?

どんなに慰めの言葉を貰っても、聞かれたくなかった。

悪気が無かったのはよく分かるんだけれど。

今の私は闘病同期のKちゃんが電話で

「コメントで傷ついて怖い」

と怯えていた気持ちが分かります。

まだ余力のあるうちにSNSを辞めようかな、でも、ブログだけは最期まで書こうかなと迷っています。