先日東大寺友の会から、1250年御遠忌の案内のハガキをいただきました。
この前二月堂に行った時に、大仏殿で行われた落慶法要のDVDを見た後だったので、あんな立派な法要に参列できるなんてと言うことで、中日に参列を申し込みました。
千手堂と法華堂に何回も行くから…という理由で今年初めて東大寺友の会に入会したのですが、1250年という節目だったなんてなんてラッキーなんだ…とありがたく思いました
当日春日大社にお詣りしてから、東大寺に向かいます。
すでに受付には人が並んでいてびっくりしました
一時間近く待って、記念の散華等を受け取り、椅子の席に向かいます。
正直どの席がいいのか分からなかったので、なんとなくで席取りをし、大仏殿に向かいました
いつもよりかなりきらびやかな大仏殿。写真におさめます。
たくさんの方々が入って来られ入り口などに人があふれ出します
なんとなく外が騒がしいな…と思っていたら、奉納される方々の行列が向かって来てたのでした
越前米、福井県花、福井市花を献上される方々の入場に始まり、天理大学の雅楽部の皆さん、雅楽部の伎楽の演者の方々は、お面と衣装を着て、ちょっとした小芝居をされながら入場されていました
その後お坊様方が華やかに入場され、法要が始まりました
合唱や、演奏、献花、献茶など法要が進んでいきます。
ふとあの二月堂で見たDVDを思い出します
代替わりがあったとはいえ、ずっとここで、そしてこれからも鎮護国家、国家泰平を守られていく大仏さま。
あの時も、そして今も、もしかしたら聖武天皇の御代からずっと、この大仏殿の前庭で同じように法要が行われてきたんだろうな…と少しタイムスリップした気持ちになりました
いつの世も、国と人々の幸せを願う気持ちは同じなんよな…と理屈ではなく理解した日でした
伎楽は台詞が一切ないんで、あらすじを知っておかないとさっぱり分かりません。ありがたいことにパンフレットにあらすじが載っていたので助かりました(笑)
風が強い日でしたので、散華が華やかに舞いました
そしてまだ屋根に残っていた散華が、風が吹くたびちらほらと真っ青な空に舞っていきます
読経、回向文などが続き、皆さんが行列で退出して法要が終わりました。
なんとなく去りがたく、大仏殿に行き仏様方に挨拶し、職員の方々が回収されている、風に舞った散華を何枚かいただき大仏殿を出たのでした
時代の1ページに刻まれたような、それに立ち会ったようなそんな気持ちになる法要でした
とてもよい経験をさせていただきました
手向山八幡宮の参道を上がり八幡様にお詣りしてから、特別公開中の法華堂にお参りします。
良弁僧正の師匠である執金剛神立像を拝見します。たくさんの方々が入ってたので、ゆっくりお参りすることは叶いませんでしたが、大好きな不空羂索観音様を初めて横から見る事ができて大感激でした
二月堂、不動堂とお参りし、鏡池で行われる慶讃能を見に下ります
あまりにも日当たりが良くて暑くなり、最後までよう見ませんでしたが、それでも鏡池の上で奉納される能に感動しました
演者さんは衣装に面を着けて、あの暑さの中舞って本当に暑かっただろうなと頭が下がりますm(__)m
おまけに最後は雨が降ってきて…晴れたり降ったり大変でした
朝からどっぷり東大寺に浸かった1日でした
本当によい経験をさせていただきました
素晴らしいご縁に感謝です