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先物夜間の売り戦略-先物+為替のアービトラージ(完璧な連動)がCTAを通して日経を暴落させた! 

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先日の記事にて、以下のような内容でドル円と日経平均の直近の動きの変化をご説明した。

 

『特に6月ころから、ドル円と寸分たがわず連動していた日経平均も、今後の円高基調(と言っても、あの141円は割れないと思う)の傾向を考えると、その連動性も若干ではあろうが、薄れてくることになると思う。

 

例えば、昨日の、前場引け前の30分ほどの動きがそうだった。

 

結局は、この度の大暴落は、再々申し上げているように、7/11を起点とするジャブジャブ需給の総崩れそのものであった。わたくしの本ブログの冒頭に掲げた言葉、

 

「私のマーケットに関する広範囲にわたる研究によると、相場は頭の良い買い方もしくは買い方のグループが協調して買うから底入れするのではなく、比ゆ的に話すと、最後の売り方が売り、供給が途絶え、結果として上昇するのだ。さらに、私の研究では、相場は天井を予知できる人や金融情報に富むシンジケートが売り浴びせることにより天井を付けるのではなく、ある時点で買い方が消えて、自分の重みで下落すると悟った」のである。

 

これは、ジョージ・ソロスとジム・ロジャースが1969年に設立したクォンタムファンドに由来するクオンツ(金融工学によるアルゴリズムプログラム売買)ファンドが飛躍を遂げるきっかけを作ったとされる相場解析の天才魔術師、トーマス・デマークの言葉である。

 

わたくしのこれまでの大暴落に関する記事で述べている、7/11前後の投機筋による売り崩し云々、というのも、よくよく考えてみれば、デマーク言うところの、「相場は天井を予知できる人や金融情報に富むシンジケートが売り浴びせることにより天井を付けるのではなく、ある時点で買い方が消えて、自分の重みで下落する」という言葉になぞらえれば、すべては、恣意的な売り浴びせや陰謀論的な下落ではなく、相場における下落の基本メカニズムそのものであったということなのだろうと思う。

 

市場は、146円台の円高(以前の161円という視点からは円高だが、まだまだ十分な円安だ)にもかかわらず、8/19先物夜間は、630円高、37,800円と大幅高となっている。大暴落時は、35,000円だったころと比較対照すると、ドル円の連動性乖離は、だいぶ株高の方向に傾いている。』

 

ということだったが、そもそもの為替と株の極めて近しい連動が始まったのがいつだったか?

上チャートはドル円と日経平均との日足を重ねたものだが、とりわけ明確な連動性を示しているのが、6月中旬から8月中旬の部分だ。

 

これも先日の記事にてご紹介した、先物CTAの手口の大部分を占める「ABNアムロクリアリング証券」の売買手口(↓下グラフ)だが、先物夜間の取引の1日に占める割合が40%以上前後という異常値を示した7/10前後以降の下落部分の相関がとりわけ際立っていたという点だ。

 

上チャートの緑とオレンジのラインの重なりが、本当に寸分も離れておらず、ぴたっと一致した非常に稀な動きを示している。

日経先物夜間取引や為替の夜間取引というのは、そもそも日本の市場関係者の参加人数が非常に少なく、先物CTAによる、意図的(たまたまの偶然であっても…)な上げ下げ、相場操縦的な動きを演出することも容易である。

 

6月中頃から7月11日にかけてくみ上げられた為替の円売り建玉(約2.3兆円)と先物の買い建玉(約2兆円)とその解体というアービトラージの姿がそこには見え隠れしている。

 

それが、7/11から始まったアービトラージ解体の反対売買の場面において、否応なくその姿の全貌が露呈されてしまったのだ。この間の大暴落の動きによって、CTAを通して仕組まれてきたアービトラージという仕組みが白日のものにさらされた。

 

ここで学習できた最も大きな収穫は、先物夜間のアムロの手口と夜間取引割合(35~50%以上)さえ見ておけば、CTAを通して仕組まれるアービトラージ作戦の概要(特に売り戦略)をつかむことができる、というわけで、そんなものに騙されない防衛策をも構築できると言うわけである。

 

特に夜間の先物売りの活況というのは、仕組まれたアービトラージが姿を現す前兆ととらえ、その動きには注意を払っておくべきである。


そして、ドル円と先物(日経平均現物)の連動性が薄れてきた、というよりも連動性が逆相関になってきた8/20以降の動きでもわかるように、7/11を頂点とした円売り+先物買いの壮大なアービトラージ作戦は8/20を以て無事???終了と相成った。

 

さて、次はどういうアービトラージを企ててくるのかな?

 

さあ、外資の溜まりまくった先物売り建て買戻しと現物株需給大ひっ迫で、再々度の40,000円突破も目前に見えてきたぞぉ~。

 

「円安」が日本の経済力を強靭にする。そんな日本が「得」をし、日本が「良」くなる円安時代がいよいよ本格的に日本にやってくるのである。なんてすばらしいことなんだああああああああ!

 

やっぱり、「円安」はいいよな~

 

8/23(金) 本日のポートフォリオと含み損益

 

 

4004 レゾナック  取得単価 3,459円

        株数        400株 

        本日の価格    3,564

            本日までの損益 +42,000円

 

4417 グローバルセキュリティ  取得単価 5,750円

        株数        200株 

        本日の価格    5,550

            本日までの損益 -40,000円

 

4180 エイピア   取得単価 1,547円

        株数        2,000株 

        本日の価格    1,605

            本日までの損益 +115,900円

 
総投資額    5,627,700円 

 

トータル含み損益   +117,900円  

 

2024.8月1日~8月23日までの

確定損益のスクリーンショット

8/22の大損切風景ショボーン

 

 

※ご注意

上記銘柄は投資をお勧めするためのものではなく、あくまでわたくしの備忘録ですが、現実味のある数字を公開するのも、読者様の興味を引くところだと思いますので、今後随時更新するつもりです。

 

投資はすべて自己責任。そこには非常に重い責任があります。株価はお金の増減に直接影響し、その増減が及ぼす感情の波には人の命をも脅かす恐ろしいものがあります。そういう意味でも、自己責任というのは非常に重いものがあります。安易に考えることなく、十分にご自分でご研究のうえ、投資行動をお願いいたします。いずれの結果になろうとも、すべて己が原因の「因果応報」の結果をもたらしますことを十分認識してください。