朝ごはんのお店 まあだまだの

ヨウコと申します。


2025.5.5 朝ごはんのお店をオープンするべく、

日々、歩むアラフィフの私のブログです。


自家製の麹調味料を使った

体にも心にもやさしいごはんを作るのがモットー

現在は広島市内を中心にレンタルスペースなどを

お借りして、不定期でごはんを作っています。


約1年前


わたしは前述の医療事務を

フルタイムでしていました

昨年の8月の末をもって、退職しました


内科でした。

コロナ禍のただ中ににいました。


朝一番からの発熱対応の予約の電話

コロナワクチンのはじまった頃は、

電話は鳴り止まず、

電話は通じないからと受付前に

列が続くこともありました。


コロナの陽性患者さんが出れば、

保健所とパソコンでの国への報告業務


ワクチンの使用報告、予約、請求


各種補助金の申請


全身防護服を着て、

駐車場に行き、

問診や会計に行くことも。

階段を何往復もして、

汗だくでふらふらでした


もちろん、通常業務もあるわけです

レセプトも

コロナの請求のレセプトは、とても煩雑で

頭を抱えたことも


働きたくて、

働いているのだけど

なんだか、


何やってるんだろう


そう疑問を感じることが増えてきました


こんなふうにバタバタとただ時間が過ぎて、

家に帰ってもへとへとで

何もできないくらい疲れ果てて、

あっという間に朝がきて

疲れの取れない体で

また仕事へ向かう


この日々の先に

何がある?


いのちは時間


こんなに命を削って、

私の人生、これでいいの?


内科での仕事は、

もともとやりたかった仕事でした


子供達が小さい頃に医療事務の資格をとりに

学校に通ったこともいい思い出

久しぶりの勉強は

とても楽しかった


人よりものを覚えるのがゆっくりな私は

なかなか要領良くできなくて、

職場の方々にも迷惑をかけました。


ものすごいこともたくさん言われました

忘れたいけど、忘れられないようなことも

たくさんありました


救ってくれたのは

いつも

患者さんでした。


まだ仕事をはじめて、

ひと月くらいの頃、


受付から見えないところで


本当によく頑張っとるなぁ

あなたが一番いいよ


と、バタバタしている私を呼び止めて

言ってくれたおばあちゃん


不意なことだったけど、

頑張ってる私をみてくれている人がいた


そのことが嬉しくて、

緊張の糸が切れて、

涙があふれました


泣かんでええけん

はい、行って来んちゃい


と優しく言ってくれました。


にっこりと挨拶を返してくれる患者さん


ありがとうねと目を見て言ってくれる

患者さん


背中の後ろには

怖いことや嫌なことがたくさんあっても、


受付にいて、

目の前の患者さんに対応していたら

そんなこと忘れて、

一生懸命に汗をかきました


患者さんと相対することは

大変なこともあるけど、

私は、それがとても好きでした


そんなこんなで


夢中で、

一生懸命

折れそうになる心を


時々、折れながらも奮い立たせて

頑張ってきた15年足らず


好きな仕事でした


でも、もう、いい。

こんなふうに命を削って、

お休みも疲れて起き上がれないような

こんな生き方、したくない


好きなことを仕事にするんだ


その時に思いついたのが


お料理


だったのです。