SC-E717Rの修理改造 | maaatの日常

maaatの日常

死を迎えるまで懸命に生きるのみ。今の時代の日本に生まれたこと自体がすでにとても恵まれているのですよ。

SC-E717Rはバイワイヤリング対応なのですが、先日中華デジタルアンプでバイアンプ仕様に変更しました。

 

そのせいかどうか判らないのですが、ピアノ曲を大きめのボリュームで聴くとLchのツィーターからノイズが出てるのに気づきました。

演奏でフォルティッシモになった時ザリザリといったノイズですね。

 

ツィーターのローカットフィルターが壊れたかなと思い裏ブタを外してネットワークを確認してみると・・・

 

 

あらら、電解コンデンサーを2個直列で無極化してるはずのローカットコンデンサーへの接続がおかしい。

片方を殺していますね。。

セメント抵抗の足を切って繋ぎ替えてる感じ。

 

本来は5.6μF2個直列で2.8μFのはずです。

片方だけだと5.6μFだし、極性のある電解コンデンサーなのでまともにローカット出来てません。

振幅の大きい中低音域まで再生してたようで、ツィーター本体が壊れなくてよかった。。。

 

中古購入なので前のオーナーがイタズラしたのか、なんでこんなことになってたのだろう。

こんな状態を最近まで気付かなかった自分が情けない。。。

 

ちなみにRchはまともに接続されてました。。

 

ネットワーク自体はシンプルな6dB/octのクロスですね。

ただ電解コンデンサーの容量が製造から時間がたってて怪しいので、この際フィルムコンデンサーに換えることにしました。

 

オリジナルのコンデンサー

 

耐圧50Vを2個直列なので耐圧100V以上あれば問題なさそうです。

 

アマゾンで購入したフィルムコンデンサー

 

耐圧250Vなので十分かと。

容量は2.7μFなので若干オリジナルの設計値より小さめですが、製造誤差を考えると問題ないでしょう。

LCRテスターで測ると2.75μFと2.76μFでした。

 

 

裏蓋を開けたついでに少々ボンツキ気味の低音部を抑えるために吸音材を追加しました。

低域の厚みが売りのSC-E717の低域が大人しくなりますが、うちではサブウーハー併用なので問題ありません。

 

 

さて修理改造結果ですが、結果は上々。。

ピアノ楽曲で気になってたノイズは全く出なくなりました。

低音のボンツキもなくなり良い感じ。

今後サブウーハーのクロス周波数と音量を調整してバランスを追い込んでいこうと思います。