彼、ショウさんには挨拶もせずに帰ったそのライブの日、


やっぱり夜中にmixiでメッセージが来てた。


んふふ。予想どおりじゃん。



「ごめん。ライブ後、アンケート配ったりとか、

イベントの宣伝に必死で。

ひとりでも来てくれたのに、

ちゃんとありがとうも言えなくてごめん。」



やっぱりね、この必死な言い訳。

私に気があるんじゃないのー?




数日後は野外ライブがあるとか言ってた。


「こんどの野外ライブのとき、

好きな屋台フードご馳走してあげるからぜったい来て。」


ってメッセージに書いてあった。




でも行かなかった。

次の彼のイベントにももう行かなかった。

なんだかんだ理由つけて行かなかったの。

ほんとは私だって会いたかったんだけどね。

彼から次のライブのお知らせが届いた。

素直に彼のバンドの音楽はかっこいいって思ったし、

「また見たーい」と思った。

いつもmixiでメッセージを送ってくれる彼のバンドのライブ。

見に行くことにしたんだ。



ライブは案の定かっこよかった。

やっぱ彼もかっこよく見えちゃうわ。



でもライブ終り次第すぐに帰った。

彼らの次のイベントの宣伝なんかもあって

ライブが終っても忙しそうな彼に声をかけると・・

反応いまいち・・・。

あ、そう。


まぁいいわ。とりあえず彼のバンドメンバーには

あいさつして、

それ以上ここで彼を待ってまで会話をする

なんて・・

そんなの できない。

だってわたしはライブを見に来ただけなのよ。

彼との親睦を深めるためなんかじゃないわっ


ほんとはちょっと

話したりしたかったのに。。。



ライブが終ればわたしは潔く踵をかえして帰る。



「なによ、わたしに気があるんじゃなかったの?

また会いたいんじゃないの?」


なんて思いながらね。

でもそれ以来会う機会なんてなくてさ。


ま、いつかまた音楽を通じてどっかで会えたらいいねー程度に思ってたし。

対バンしただけの関係ってそんなもんだもん。

実際、またどこかのライブハウスで会えたとしても

あいさつ程度。覚えてる?覚えてない?それだけの関係。


対バンで仲良くなるのは相当稀だな。

とくに私は。

バンドのつながりって大切だと思ってるけど、

やっぱり

「私が女だからこのひとは私に声をかけてるんだわ」

とか思っちゃうとね・・・

なかなか 自分から繋がりを持とうとしなくなっちゃって・・・。

だから女の子のバンドマンならいいんだけど、

特に男はね・・・。ガードをしがち。壁作ってしまいがち。




そんな対バンしただけの関係から

ちょっと発展してしまったのは

わたしが彼らのバンドのmixiコミュニティに入会してからのことだろう。


入会後、すぐにメッセージがきた。

すぐに私ってバレたんだ・・・。


「お。***(わたしのバンド)のドラマーさんじゃないですか!」


それからマイミクリクエスト。


私はもうこのとき

彼のことを意識しはじめててさ、

「私に気があるに違いない」って。

そんで私も意識しちゃって、いいかもなんて思っちゃって~

マイミクリクエストはうれしかったな。


メッセージは頻繁にきた。

わたしも彼も職場からメッセージを送る。

たわいもないことだけど、

くだらないことだけど、

毎日メッセージ交換してた。


ライブ直後の深夜未明に


私のバンドのHPのBBSと、わたしのBlogに書き込みがあった。


さっきのバンドのボーカルのひとだ。。。


「今日はいいバンドに会えてよかった。

またぜひごいっしょしましょう。


                  ショウ/Vo」


みたいなコメントだった。


そっか、彼の名前は ショウっていうんだ。


彼らの音楽はたしかによかった。

かっこよかった。

わたしには新鮮で、

彼もかっこよく見えてしまった。



また彼らのライブ見たいなー

また対バンできたらいいのに



すっかり彼らの印象は変わって

教えてもらった彼らのバンドのmixiコミュニティに入会しといた。

この日のトリは

「当然」って言うような態度で

彼らのバンドがやってた。



ふん、どんなもんか見てやろうじゃない ってなかんじでさ、こっちは。



私のバンドとはジャンルは違うかんじだったけど

たしかにライブのレベルは高い。


ステージの下で会った彼の印象と

ステージの上にいる彼の印象は

あきらかに変わったの。



かっこいい、かも。。





ライブ後、

彼から寄って来た。

わたしは素直に「ライブ良かったよ。かっこよかった。」

って感想を述べた。

「今後の活動予定は?」

「いつもどこでライブやってんの?」

「またいっしょにやりたいね。」

って会話に

もうライブ前の めんどくさいうっとーしー感じはしなかった。