公園で出会った、見知らぬ女の子の父親の話です。
たまに行く公園には、砂場のおもちゃを貸してくれる所があります。
我が子はショベルカーを借り出しておきながらもスコップで遊んでいました。
砂場に来て「ジューキーズ(重機)、足りないねぇ」と呟いた女の子。
我が子より少し年上で、年長さんくらいに見えました。
遅れて来た父親らしき男性が、この女の子の呟きを耳にして一言。
「〇〇ちゃん…あんたその言い方はいやらしくないかー?」
えっ?
心の中で、驚いてしまった私。
我が子の借りていた重機が欲しくて、嫌味のような意味合いで、物欲しげに、わざと言ったってこと?
それはそれは小さな重機。我が子の借りていた重機が彼女の目に止まっていたという確証はありません。
「あっ、おちょ子ちゃん、この重機使いたい子がいるみたいだから、そろそろ交代しようか!」
こう言った私の反応を受けて、その父親がさらに同じ事を言いました。「〇〇ちゃん、さっきの言い方はちょっといやらしかったと思うよ~」と。
「いえいえいえ!こちらが使ってもいないのに返却しなかったので、すみませんでした💦」と私が言うと、更に「うちの娘がいやらしい言い方をしてすみません」とその父親。
…何回言うねん、その言葉。
その後も活用するわけでもないのに、他の何をするにしても、小さなショベルカーを小脇に抱えて遊ぶ我が子。
なんとか説得して、欲しがっていた女の子に
我が子「どーぞ」
私「待たせてしまってごめんなさい。先に使わせてくれて、どうもありがとう」
と、無事に引き渡す事ができました。
その時も、まだ言う父親。「いやらしい事を言って、急かしてしまってすみません」とね。
さすがにたまらなくなった私は
「お嬢さんは、いやらしい娘さんなんかじゃありませんっ!」と言って…やりたくなりましたが、踏みとどまりました。
「待っててくださる、素敵なお嬢さんですね!本当にありがとうございました。今度会ったら、一緒に遊んでね」と言い残し、そそくさとその場を去りました。
家に帰ってから、なんだかモヤモヤ。
そんなにそのワード使うと、本当にそうなってしまうような気がして。「愚息」とか、謙遜する言葉は我が子をダメにすると思うんです。
今回引っかかった言葉は「いやらしい」。
大人と比べたら語彙力の少ない年長さん、多分今は、「嫌」+「らしい」と理解されていて、好ましくはない評価を受けてるとの察しはつくと思います。
その言葉の持つ様々な意味を知った時、この女の子はどんな思いになるのでしょう。
なんだか、「バカって言った人の方が、バカなんだよーっ」て話を思い出してました。
「いやらしい」と言った父親の方が、きっといやらしいんです。そう吠えたくなった&女の子を養護したくなった光景でした。