肝性脳症の主な特徴
1. 症状の段階(West Haven分類)
- Grade 0:自覚症状なし、心理検査でのみ異常
- Grade 1:軽度の意識混濁、注意力低下、睡眠リズムの変化
- Grade 2:見当識障害、性格変化、羽ばたき振戦
- Grade 3:錯乱、反応はあるが混乱している
- Grade 4:昏睡
2. 身体所見
- 羽ばたき振戦
- 精神状態の変化(傾眠、錯乱、昏睡)
- 肝硬変に伴う身体所見(黄疸、腹水、手掌紅斑、クモ状血管腫など)
3. 誘因
- 消化管出血
- 高タンパク食
- 便秘
- 利尿薬の過剰使用による低カリウム血症
- 感染症
- アルコール再摂取
4. 検査所見
- 血中アンモニア上昇
- 肝機能低下(高ビリルビン、低アルブミン、PT延長)
- 画像検査では異常がないことが多い