気管支カルチノイドは、肺や気管支の粘膜にある神経内分泌細胞から発生する、比較的まれな腫瘍(神経内分泌腫瘍)です。肺がん全体の約1〜2%を占め、一般的な肺がんと比較して進行が緩やかであることが多いのが特徴です。

主な特徴と分類は以下の通りです

1. 分類

悪性度(進行の速さや転移のしやすさ)によって、大きく2つのタイプに分けられます。

定型カルチノイド : 増殖速度が非常に遅く、転移もまれな低悪性度のタイプです。気管支カルチノイドの約80〜90%を占めます。

非定型カルチノイド : 定型よりも増殖が速く、リンパ節や他臓器への転移のリスクがやや高い中悪性度のタイプです。

2. 主な症状

腫瘍ができる場所(中枢側か末梢側か)によって異なりますが、以下のような症状が見られることがあります。

咳、喘鳴、血痰

気管支が塞がることによる肺炎(閉塞性肺炎)

カルチノイド症候群: 腫瘍から分泌されるホルモン(セロトニンなど)の影響で、顔面のほてり、下痢、喘息のような症状が出ることがありますが、肺原発の場合はまれです。

3. 診断と治療

診断: 胸部CTや、気管支鏡検査による組織採取(生検)を行って確定診断を下します。

治療: 手術による切除が第一選択であり、最も効果的な治療法です。転移がある場合や再発した場合には、薬物療法(ソマトスタチンアナログ、分子標的薬、化学療法など)が検討されます。

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