心サルコイドーシスは病変による線維化が進むと、心室瘤や拡張型心筋症に類似した拡大心を呈します。心内膜心筋生検による診断率は約20% と低く、診断に苦慮することが多いです。
心臓病変を強く示唆する臨床所見の主徴候として、以下のものが挙げられます。
1)高度房室ブロック(完全房室ブロックを含む)または致死性心室性不整脈(持続性心室頻拍、心室細動など)
2)心室中隔基部の菲薄化または心室壁の形態異常(心室瘤、心室中隔基部以外の菲薄化、心室壁の局所的肥厚)
3)左室収縮不全(左室駆出率50% 未満)または局所的心室壁運動異常
4)ガリウムシンチグラフィまたは18F-FDG PET での心臓への異常集積
5)ガドリニウム造影MRI における心筋の遅延造影所見