夏型過敏性肺炎は、日本特有の住環境に関連して夏季に発症しやすいアレルギー性の間質性肺炎です。原因は主に「トリコスポロン」というカビの胞子で、これを繰り返し吸い込むことで肺に炎症が起こります。
- 乾いた咳(痰は少ない)
- 微熱〜高熱
- 息切れ・呼吸困難
- 倦怠感
- 自宅を離れると症状が軽快し、戻ると再燃するのが特徴です。
診断のポイント
- 問診:住環境や症状の季節性、環境依存性の確認
- 血液検査:KL-6やSP-Dの上昇、トリコスポロン抗体の有無
- 画像検査:胸部CTで「すりガラス影」「小葉中心性粒状影」など
- 肺機能検査:拘束性換気障害、拡散能低下
- 気管支鏡検査:BALでCD4/CD8比低下、肉芽腫形成の確認。
治療と予防
- 住環境からトリコスポロンを除去(掃除、除湿、換気)
- 薬物療法:必要に応じてステロイド投与
- 入院:環境評価と症状軽快の確認
- 予防:カビ対策、リフォーム、場合によっては転居も検討。