新生児ビタミンK欠乏性出血症は、新生児や乳幼児のビタミンKが不足し、出血しやすくなる病気です。ビタミンKは出血を止める働きがありますが、新生児の腸内細菌叢は未熟で自力でビタミンKを補充することができず、また母乳中のビタミンK含有量も少ないため、ビタミンKが欠乏しやすくなります。

**症状**

出血しやすいため、皮膚に青あざができたり、便に血が混じったりします。また、頭の中に出血が起こると、機嫌不良や嘔吐、意識障害などの症状が現れます。

**診断**

疑われた人には血液検査が行われて、血液の固まりやすさなどが調べられます。

**予防**

日本では新生児にビタミンKを数回飲ませる施設が多いです。具体的には、出生直後、生後1週間(産科退院時)、1か月検診のときにビタミンK2シロップ1ml (2mg) を投与します。また、出生後から生後3ヶ月まで、1週間おきにビタミンK2シロップ1mL (2mg)を経口投与する方法も推奨されています。

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