新入幕の尊富士が、初優勝を飾りました。1914年夏場所の両国梶之助以来110年ぶりの新入幕優勝です。

 両国梶之助は大正3年5月場所で、9勝1休(10日制)で新入幕優勝を果たしました。当時は現在と違い不戦勝と不戦敗がなく、互いに休場扱いでした。また判定が紛糾した際は取り直しではなく「預かり」(引き分けの一種)とされました。8日目まで第22代横綱・太刀山と両国が7勝1休で並んだが、翌9日目に太刀山が預かりに。千秋楽はともに勝つも太刀山は8勝1預かり1休で及ばず、両国が制しました。

 第22代横綱・太刀山は富山市吉作の出身です。朝乃山と同郷です。明治生まれの祖父からよく太刀山の話を聞きました。「とにかく強かった。その双手突きの威力は誰も二突きとは耐えられないという意味から、一突き半→一月半と恐れられた。」 そうです。

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