デング熱は、ウイルスを保有した蚊が人を刺すことで感染します。熱帯や亜熱帯が主な流行地です。3~7日の潜伏期間を経て、発熱や頭痛、関節痛などの症状が出ます。通常は1週間程度で回復しますが、重症化すると命にかかわることもあります。

 新型コロナウイルス禍の終息に伴い、海外との行き来が活発になる中、国外から持ち込まれる「輸入感染症」のリスクが高まっています。

 蚊が媒介するデング熱は東南アジアや南米で感染者が急増しています。過去には海外渡航歴がない人が発症する国内感染も起きており、厚生労働省は空港での水際対策を強化するなど警戒しています。

 デング熱は昨年以降、世界で猛威を振るっています。世界保健機関(WHO)によると、マレーシアで約12万人が感染し、前年の1・9倍を記録しました。バングラデシュでは感染者が30万人を超え、1500人以上が死亡しています。今年は南米でも流行し、ブラジルでは380万人以上が感染し、1100人以上が亡くなりました。

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