低温熱傷とは短時間の接触では問題とならない程度の温度が、熟睡していたり、体が不自由だったりして長時間にわたって接触部に作用することにより生じるやけどです。

 湯たんぽ、電気あんか、電気毛布および使い捨てカイロなど冬場に長時間、身体にあてて使用する製品に多く発生しています。

 低温熱傷は損傷レベルが深く、専門の治療が必要となります。組織障害が深くまで及ぶと治癒に時間がかかりますが、洗浄と適切なドレッシングにより2~3カ月程度で自然に軽快してくることが多いです。しかし、肉芽の上がりが不良な場合は、植皮などの外科的処置を要することもあります。

 これを防ぐためには、低温熱傷の存在を知り、器具の使用方法を熟知して、体の同じ場所を長時間暖房器具に触れないようにする注意が必要です。

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