レジオネラ肺炎は、レジオネラ・ニューモフィラという細菌に感染することで発生する非定型肺炎の一種です。この病気は、温泉や循環式浴槽などの水の中でレジオネラ菌が繁殖し、それを吸い込むことで感染します。

- **症状**:発熱、頭痛、筋肉痛、咳、胸痛、けいれん、腹痛、下痢などが現れます。重症化すると、意識障害、幻覚などの中枢神経系の症状が出ることもあります。

- **診断**:肺炎の存在を胸部レントゲンや胸部CTなどの画像検査で確認した後、尿検査や痰の塗抹・培養検査を行ってレジオネラ菌の存在を確認します。

- **治療**:抗菌薬(ニューキノロン系抗菌薬やマクロライド系抗菌薬など)を用いますが、重症化して人工呼吸器治療が必要なほどになることもあります。

 レジオネラ肺炎は、重症化しやすい特性を持つため、早期の診断と適切な治療が重要です。また、感染源となる可能性のある場所(例えば、温泉施設や循環式浴槽を持つ公衆浴場など)での衛生管理も重要です。

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