ここ5週間で検出されたインフルエンザウイルスはB型が多くなっています。

 インフルエンザA型とB型は、基本的に症状の違いはありません。いずれの場合も、インフルエンザウイルスの感染から1~3日後に38℃以上の高熱、頭痛、全身のだるさ、筋肉痛などの症状が現れます。安静にしていれば1週間程度でよくなることが多いですが、免疫機能が低下している高齢者では、肺や気管支などに二次感染を起こすことがあります。

 インフルエンザA型とB型は“亜型”の数が違います。A型インフルエンザウイルスはB型と比べてHAとNAの種類が多いため、亜型の種類も多くなります。流行する亜型は数年~数十年おきに変化するといわれています。