通算3回目となるワクチン追加接種をする動きが、先進国で活発化してきました。各国がインド由来の変異ウイルス「デルタ株」などの拡大に対し、感染の収束を急いでいるためです。

 米ファイザー製、モデルナ製のワクチンは2回接種で完了します。ただ十分な効果がいつまで続くかは、はっきりしていません。ファイザーは2回接種後、発症予防効果がピークの96・2%から、半年後には83・7%に下がると発表。重症化の予防効果は半年後で96・7%でした。モデルナも2回目から半年間は発症予防効果が93・2%と公表しました。高い数字ですが、これより長期の予防効果は、未知数です。

 専門家の中には、毎年接種するインフルエンザワクチン同様、新型コロナワクチンも追加の接種が必要になるという見方があります。接種から時間が経過して効果が落ちた場合でも、体に抗体が残っている間に追加接種すると、効果が再び高まる「ブースター効果」が期待されています。

 国内では感染の拡大が深刻化しています。1日あたりの新規感染者数は、東京都で5日に5000人を突破したほか、感染力が高いとされるデルタ株陽性者の占める割合が関東で9割、関西で6割と推定されます。

 デルタ株が広がるイスラエルは7月、ファイザー製の効果が39%に落ちたと発表しました。ファイザーは、「3回接種するとデルタ株に対する抗体が、2回接種に比べ5~11倍以上」というデータを出しました。モデルナも抗体の上昇を確認したそうです。ブースター効果が期待できますが、3回接種で感染や発症を防ぐ割合や副反応などは不明です。3回目を実施するか、公費負担はどうなるか、毎年のように接種するかなどは、ほとんど決まっていません。ドイツや英国、フランスは相次いで9月からの追加接種実施を決めました。イスラエル、ハンガリーはすでに今月から開始し、南米チリも11日に開始する予定です。

 欧州で懸念されているのは、新型コロナとインフルエンザの「同時流行」です。専門家は昨年には流行しなかったインフルが今冬に猛威をふるう可能性を指摘しています。

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