ゲーム依存症が問題になっています。若者のゲーム利用の実態や、長時間のプレーがもたらす影響の一端が浮かんできています。
10~20代の約5000人が回答した調査で、ゲームをしている機器(複数回答)はスマホが80・7%と圧倒的で、パソコン(18・8%)などを大きく上回りました。若者の生活に欠かせないスマホ利用を制限するのは簡単ではなく、今は小さな画面でものめり込めるほど機器もソフトも高度化しています。依存から脱却する一歩は、対象から離れることです。自らスマホを初期化し、友達の写真やゲームの対戦記録を思い出とともに全て消すことです。
スマホは、内閣府の2018年度調査によると、小学生の41%、中学生の66%、高校生の94%が持っています。スマホゲームのアプリの多くは無料で入手できます。ゲームする場所が移動中や友人の家など多岐にわたっていることが、ゲーム依存対策が難しいところです。内閣府調査で「子どものスマホを管理している」と答えた親は約8割に上ったが、ウェブサイトの閲覧を制限するフィルタリング機能を使っていたのは37%にとどまっています。
ゲーム依存は世界規模で深刻化しています。中国では、オンラインゲームへの全ユーザーの実名登録を徹底し、18歳未満は深夜のプレーを禁じる措置を打ち出すなど、対策を強化しています。治療には家族関係や問題行動の修復も必要で、ゲーム障害の拠点病院を明確に位置付け、専門の医療スタッフの育成を急ぐべきです。