かかりつけ医認知症対応力向上研修会に、出席しました。最近よく聞く認知症カフェは、1997年にオランダにできたアルツハイマーカフェが始まりとされます。日本では2012年ごろから普及しました。運営主体は介護サービス施設・事業者や地域包括支援センターなどです。国が15年に打ち出した認知症の総合戦略「新オレンジプラン」では、「18年度からすべての市町村で地域の実情に応じ実施する」との目標を掲げています。

オレンジプランは国が認知症対策として総合的に取り組む国家戦略の通称です。2013年度から進めてきた「認知症施策推進5か年計画(オレンジプラン)」と、それにかわるものとして策定し、2015年度から実施される「認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)」とがあります。
 新オレンジプランの対象期間は団塊世代が75歳以上となり、認知症有病者が65歳以上の5分の1にあたる700万人に達すると推計される2025年までで、旧オレンジプランの骨子を踏襲しつつ、目標値の引上げなどの具体策が盛り込まれています。認知症の人の意思が尊重され、住み慣れた環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目ざすと宣言され、その内容は以下の七つを柱としています。
(1)認知症への理解を深めるための普及・啓発の推進。
(2)認知症の容態に応じた適時・適切な医療・介護等の提供。
(3)若年性認知症施策の強化。
(4)認知症の人の介護者への支援。
(5)認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進。
(6)認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーションモデル、介護モデル等の研究開発およびその成果の普及の推進。
(7)認知症の人やその家族の視点の重視。
新プランでは、介護食の開発やバリアフリー化の推進、徘徊高齢者の早期発見につなげる対策など、長期にわたる認知症有病率の推計に基づいて府省庁や自治体が横断的に取り組む課題が盛り込まれています。