トラフグは東シナ海から日本近海にかけて分布していますが近年は、遠州灘から熊野灘にかけての水域も好漁場として注目を浴びています。
現在、国内で流通している「とらふぐ」の9割が養殖もので、天然ものはわずか1割しかありません。その天然もののうち、多くがこの水域で漁獲されています。
ふぐといえば山口県下関市が有名です。下関市の「天然とらふぐ」の3~4割は遠州灘でとれたものです。かつてはこの漁場でとれたふぐのほとんどが下関市に送られ、「下関ブランド」として全国に流通していました。ふぐの内臓には猛毒があり、専門の資格をもった調理師しか「ふぐ料理」をさばくことができず、浜松市にはその調理師がいる専門の加工処理工場がなかったからです。
ところで石川県輪島市は、天然ふぐの水揚げ量が5年連続日本一だそうです。
◆天然ふぐの漁獲量◆ 平成27年度 農林水産省統計より
1位 輪島市 440t
2位 島根県浜田市 432t
3位 山口県萩市 201t
*天然ふぐとありますが、「とらふぐ」以外のふぐを含む漁獲量かも知れません。