日本遺伝学会は、長年使ってきた「優性」や「劣性」との用語を使わず言い換えることを決めました。遺伝子に優劣があるとの誤解を避けるためです。教科書の記述も変更するよう、関連学会とともに文部科学省に要望書を提出します。
 遺伝学では100年以上にわたり、遺伝子の二つの型のうち、特徴が現れやすい遺伝子を「優性」、現れにくい遺伝子を「劣性」と呼んでいました。今後は優性を「顕性」、劣性を「潜性」と言い換えます。
 「自分の遺伝子配列が分かる時代です。これからは新しい用語を使わねばなりません。
 「突然変異」の原語に「突然」という意味は含まれていないため、「突然」を除いて「変異」とします。
 「色覚異常」や「色弱」という用語についても、日本人男性の20人に1人程度が相当することから、「遺伝子に多様性があるのは自然だ」との意見があり「色覚多様性」と変更します。