NHKドラマ:1942年のプレイボールを観ました。戦前から戦後にかけて、日本のプロ野球で活躍した4人の兄弟の物語です。次男の野口二郎は、“大谷翔平”に匹敵する二刀流で、休まずに試合に出た“鉄腕”で、伝説の選手です。沢村、スタルヒンの活躍も伝説として良く語られています。
野口二郎は、中京商業学校時代は1937年夏と1938年春の甲子園大会で主戦投手として優勝。1937年夏の決勝は川上哲治の熊本工業学校に投げ勝ったそうです。その頃の活躍は、観たわけではないのでよく知りませんが、川上哲治が引退し王・長嶋が入団した頃の話は、よく知っています。中京商から旧制法政大学に進むが中退し1939年に東京セネタースに入団。1年目に33勝をあげると、翌1940年も33勝、さらに防御率0.93で最優秀防御率のタイトルを獲得。当時世界最長の延長28回を344球で先発完投しました。同年は66試合に登板しリーグ1位の40勝、264奪三振を記録したそうです。194325勝をあげて応召し、戦後の1946年に阪急に復帰しました。応召によって筋力は低下し、以後徐々に打者としての出場が増加し、1946年に当時の日本記録である31試合連続安打を記録しました。
かつてのプロ野球は先発完投し、翌日は救援で勝利を挙げるような時代でした。稲尾和久の42勝、杉浦忠の384敗、金田の400勝などは、良く覚えています。当時は、剛速球を投げるわけでもなく、魔球を投げる投手もいませんでしたが、エースが投げると投高打低、控え投手が投げると投低打高の時代でした。球の硬さや球場の広さも違うし、いまの記録とは簡単には比較できません。
ドラマでは昭和20年代の、球場の雰囲気が良く出ていました。テレビながら映画よりも、いい作品だと思いました。