日本高血圧学会は、毎月17日を「減塩の日」にすると発表しました。減塩を推進するため、調理法の紹介や減塩食品売り場の設置呼びかけなどを行います。5月17日は、世界高血圧デー(高血圧の日) です。世界高血圧連盟が2005年に制定したものです。日本では2007年から「高血圧の日」として実施されています。
 血圧は運動や食事などによる血流量の増加や、ストレスなどの感情の動揺による血管の収縮などで上下します。高血圧症には、原因となる病気がある「二次性高血圧症」と、原因を特定できない「本態性高血圧症」の2種類があり、日本では本態性高血圧症が9割以上を占めています。高血圧を放置すると、さまざまな合併症を併発します。高血圧は脳卒中、心臓病、腎障害など重大な病気の危険因子になります。
 本態性高血圧症では、血圧を上昇させやすい要因は遺伝や加齢、塩分の摂りすぎ、過度の飲酒、肥満、ストレスなどが考えられます。高血圧症自体の症状は、本人が気づかないことがほとんどです。症状が現れるのは血圧が高くなりはじめた初期段階で、頭痛、めまい、肩こり、手足のしびれ、動悸、耳鳴り、疲れやすいなどです。治療は降圧剤内服の他に、塩分を控えることが大切です。平均的な日本人の塩分摂取量は1日11gです。減塩目標は1日6g未満です。