ドクターGで傍腫瘍性辺縁系脳炎が出題されました。新しい病気ですが、研修医は正しく診断していました。
傍腫瘍性辺縁系脳炎(抗NMDA受容体脳炎)は、何らかの腫瘍ができたときに作られる自己抗体(細胞やウイルスではなく、自分の細胞や組織を攻撃してしまう抗体で、免疫システムの異常によってできる)が、腫瘍と離れた場所にある脳の辺縁系(記憶や情動を司る)を攻撃してしまうことによって生じる病気です。
幻覚や、記憶障害が現れ、重篤化すると、けいれんや意識障害を引き起こします。10年ほど前にアメリカのDalmau教授によって提唱された新しい病気です。自己抗体が、脳内のNMDA受容体(興奮性の神経伝達物質に関わる)に機能障害を引き起こすことから「抗NMDA受容体脳炎」と言われています。卵巣腫瘍が引き金となることが多いとされていますが、研究が進むにつれ、子どもや男性(精巣腫瘍、縦隔奇形種)にも発症することがわかっています。
この病気は医師にも正しく理解されていないことが多く、患者は精神科などを受診して、原因不明のまま重症化するケースも多くみられます。年間500~1500人程度が発症しているのではないか、と言われています。

[https://localchubu.blogmura.com/takaoka/ranking.html ]
傍腫瘍性辺縁系脳炎(抗NMDA受容体脳炎)は、何らかの腫瘍ができたときに作られる自己抗体(細胞やウイルスではなく、自分の細胞や組織を攻撃してしまう抗体で、免疫システムの異常によってできる)が、腫瘍と離れた場所にある脳の辺縁系(記憶や情動を司る)を攻撃してしまうことによって生じる病気です。
幻覚や、記憶障害が現れ、重篤化すると、けいれんや意識障害を引き起こします。10年ほど前にアメリカのDalmau教授によって提唱された新しい病気です。自己抗体が、脳内のNMDA受容体(興奮性の神経伝達物質に関わる)に機能障害を引き起こすことから「抗NMDA受容体脳炎」と言われています。卵巣腫瘍が引き金となることが多いとされていますが、研究が進むにつれ、子どもや男性(精巣腫瘍、縦隔奇形種)にも発症することがわかっています。
この病気は医師にも正しく理解されていないことが多く、患者は精神科などを受診して、原因不明のまま重症化するケースも多くみられます。年間500~1500人程度が発症しているのではないか、と言われています。
症例の患者は、卵巣の腫瘍(奇形腫)が原因で、傍腫瘍性辺縁系脳炎を引き起こし、幻覚、奇声、発熱などの症状をきたしていました。卵巣を摘出する手術を受けて回復し、1年後の職場復帰に向けてリハビリに励んでいます。

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