脊髄小脳変性症(SCD)とは、手足の筋肉は衰えていないにもかかわらず、歩くときにふらついたり、字が上手くかけないなどの運動障害がみられる病気です。厚生労働省による難病(特定疾患)の指定を受けています。
原因は不明ですが、検査をすると小脳や脳幹に萎縮が認められます。なんらかの影響で小脳や脳幹の一部が変性し、これらの部位をつかさどっている運動機能や言語機能などに障害が生じると考えられています。
手足の動きがぎこちなくなる運動失調が症状の中心です。この病気は障害の起きる場所によって、フリードライヒ失調症やメンツェル型失調症、ホルムス型失調症などに分類されます。
全体的な症状としては、歩行が不安定になったり、眼球の動きに障害が出たり、手仕事がしにくくなったり、言語障害も起きます。
根治させる方法はなく、それぞれの症状を軽減させる対症療法が基本となります。運動障害に対しては甲状腺刺激ホルモン分泌ホルモン(TRH)が効果を示すことがあります。パーキンソニズム(震えや筋肉のこわばり)には抗パーキンソン薬が使われます。薬物療法とともに、症状に合わせて言語療法や、リハビリテーションが行われます。
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