アビガンは富山化学工業(富山市下奥井)が抗ウイルス剤研究によって見いだした化合物です。一般名はファビピラビルです。細胞内でウイルスの遺伝子複製を阻害し、増殖を防ぎます。2014年3月、インフルエンザ治療薬として日本での製造販売承認を取得しています。
厚生労働省は、承認条件を変更すると各都道府県に通知しました。これまでは厚労相の要請がなければ同社は製造も販売もできなかったが、今回の通知により要請なしでも製造に限って可能になりました。同社はこれを受け、国内向けでは初となる生産を今後、富山事業所で始めます。
 アビガン錠は2014年3月、追加の臨床試験のデータを国に提出することなどを条件に製造販売承認を受けました。その後同社が各種試験や解析結果のデータを順次提出したことから、厚労省医薬・生活衛生局医薬品審査管理課が当初の条件を緩和する形で変更を通知しました。
 これにより、富山化学工業は厚労相の要請がなくてもアビガン錠を製造できるようになりましたが、製造には数カ月かかります。新型インフルエンザのパンデミック(世界的大流行)に備え、迅速に出荷するため、製造を可能にする判断が示されたものです。
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