川崎病は、おもに乳幼児がかかる全身の血管炎症候群です。主に中型の血管が全身性に炎症を起こすことで、発熱、発疹、冠動脈病変など様々な症状を惹き起こします。わたしが卒業した40年ほど前は、小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群と言われていました。日本赤十字社の小児科医・川崎富作が患者を発見し、1967年に報告し名づけられました。
この病気には、つぎのような6つの特徴的な症状がみられます。
①39~40℃の高熱が、5日以上続く。
②熱が出て2~3日すると、からだに発疹が出る。
③手足がしもやけのように赤くパンパンに腫れ、10日ぐらいすると手足の指先から皮がむける。
④目が充血して赤い目になる。
⑤くちびるが腫れ、舌はイチゴのように赤くぶつぶつになる。
⑥急性期にリンパ腺が腫れる。
発病して10日目あたりから、心臓の血管の一部に冠動脈瘤ができることがあります。そのために血管が細くなり心臓に血液が流れず、突然死することがあります。心臓の異常を発見するために、胸部X線検査、心電図、心エコー検査を行ないます。 心エコー検査は、冠動脈瘤の大きさや病変の進行のようすを調べるために絶対に必要な検査です。
川崎病と診断されると、入院を勧められます。この病気が、心臓に合併症をひきおこす危険があるからです。現在、川崎病の特効薬はありませんが、心臓の合併症を予防するために、入院するとすぐに、アスピリンの内服、大量のガンマグロブリン製剤の静脈注射が行なわれます。
心臓の冠動脈に動脈瘤ができると、血栓ができて突然死することがあるので、これを予防するために、血液が固まるのを抑えるような薬が、症状に応じて使用されます。川崎病によって突然死が生じる割合は、以前は、この病気の子どもの2%ぐらいでした。現在では、超音波検査によって早くから冠動脈瘤を発見し、予防できるようになったため、突然死の割合は、0.7%に減っています。不幸にして冠動脈瘤ができても、大半の子どもでは、2年以内に冠動脈瘤が消えます。病変が残ってしまうのは、この病気の子ども全体の3%以下です。
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