通常、健康診断では、食後12時間以上たってから血液検査を行うため、食後まもない状態での血液を調べることができません。そのため、健康診断では「問題なし」とされていた人の中に、血清がにごり、動脈硬化が起こっている人がいます。しかし現在、一般の医療機関では、食後まもない状態での血液検査はおこなっていません。
最近急に体重や腹囲が増えてきた方は、「血液のにごり」が生じている可能性が高いと考えて、運動や食事の改善など、早めの対策をとられることをおすすめします。血清のにごりの正体は、中性脂肪がリポたんぱくリパーゼという酵素によって脂肪酸にまで分解されきらなかった、いわば「残りかす」(レムナント、と呼ばれます)です。これが血管壁の内部に蓄積されることで、動脈硬化が引き起こされます。「血液のにごり」を改善するには、まず内臓脂肪を減らすことがポイントです。さらに、リポたんぱくリパーゼはとくに筋肉中の毛細血管に多く存在するため、運動で筋肉をつけると、リポたんぱくリパーゼが増えて、中性脂肪を活発に分解してくれるようになります。おすすめの運動の目安は、1日30分以上の早足ウォーキングです。軽く息が弾む程度の運動が効果ありです。
血中の中性脂肪を増やすもののひとつに、果糖があります。果糖は、ぶどう糖の2倍以上も甘みが強く、少量でも強い甘みを生み出せるため、低カロリーの甘味料として清涼飲料水などによく使われています。ところが、摂取した果糖は肝臓に取り込まれ、その一部が中性脂肪に変換されるという特徴があります。また、満腹感を感じにくいという性質があり、ついとりすぎてしまいがち。飲料水などの成分表示を見れば、どれくらいの割合で果糖が含まれているかがわかるので、とくに中性脂肪値が高めの方は、果糖のとりすぎに気をつけましょう。
・高果糖液糖果糖が90%以上
・果糖ぶどう糖液糖果糖が50%~90%未満
・ぶどう糖果糖液糖果糖が50%未満
                      (ためしてガッテンより)
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