リベリアで医療活動中にエボラ出血熱に感染したフランス人の女性看護師が、日本の富山化学が開発したインフルエンザ治療薬(アビガン錠)を投与された後、快方に向かい退院しました。フランスの医療チームは11月にも西アフリカのギニアで、アビガンの投与を実験的に開始する方針です。フランス国立保健医療研究所の担当者は「大量生産ができる態勢で副作用への懸念が少ないこと」などをアビガンの利点に挙げています。
治療薬は、富士フイルム傘下の富山化学工業が開発したファビピラビル(販売名・アビガン錠)です。今年3月に日本で承認を取得しましたが、エボラ熱に対する承認は得ておらず、エボラ熱の患者への投与は初めてでした。「アビガン錠200mg」(一般名=ファビピラビル)は、既存の薬が効きにくい耐性インフルエンザウイルスにも効果が見込めることで注目されています。この新薬は、富山市に本社がある富山化学工業がT-705の名称で開発し、申請していたものです。タミフルなどの既存の薬が効かない新型インフルエンザが発生した場合にだけ出荷できる、という条件がついています。有効性の検証が十分でないためで、季節性インフルエンザの患者に使うには、さらなる臨床試験が必要とされます。催奇形性のリスクがあるからです。厳格な安全管理体制が敷かれている「サリドマイド」と同様、妊婦や妊娠の可能性のある女性への投与の回避のほか、投与中および投与後7日間の避妊措置の徹底が求められます。承認条件として、さらなる薬物動態試験、有効性の検証、安全性を確認する「追加臨床試験」の実施を求められており、厳格な流通管理の体制整備も課せられています。
  1日目には11600mg8錠)を12回、25日目は1600mg3錠)を12回と、比較的多めの錠剤を服用します。
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