血液中に含まれるマイクロRNAを指標として、13種類の癌や認知症の早期発見を目指すプロジェクトが本年度から国内で始まっています。主体は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、国立がん研究センター、東レなど計18団体で、2018年度までの5年間に、診断機器や検査システムの開発を目指します。
 マイクロRNAは、血液などの体液に分泌され、タンパク質のコーディングをしない18塩基から25塩基ほどの小さなRNAです。タンパク質複合体や「エクソソーム」と呼ばれる小胞に包まれているため、DNAmRNAと違い、体液中に安定しています。
 国立がん研究センターなどは、現在までに蓄積された血液サンプルなどを用いて、13種類の癌におけるマイクロRNAの種類や量の傾向を調べる方針で、傾向が判明すれば、新しい癌診断方法につながる可能性があります。認知症についても、調査が進められます。
現在広く使われている腫瘍マーカーで感度が高いのは、前立腺がんのPSAです。マイクロRNAを用いた検査法で、診断を目指す13種は、胃、食道、肺、肝臓、胆道、膵臓、大腸、卵巣、前立腺、膀胱、乳房の癌と、肉腫、神経膠種です。
採血のみのマイクロRNAを用いた検査法で陽性ならば、次にする検査は、内視鏡・エコー・CTMRIなどです。
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